「木造住宅のウッドデッキやテラスにオーニングを取り付けたいけれど、外壁が傷んだり、雨漏りしたりしないか心配…」と設置をためらっていませんか?
日差しを遮り、快適な屋外空間をつくるオーニングですが、「木造住宅に後付けするのは難しいのでは」と不安に感じる方も少なくありません。適切な設置方法と製品選びを行えば、木造住宅にもオーニングを安全に設置することができます。
本記事では、木造住宅へオーニングを設置する際に欠かせない機種選定のポイントを紹介します。 ご自宅にオーニングを取り入れる前に、ぜひ確認してください。
\木造住宅にオーニングを設置する前に/
目次
6.まとめ
「木造住宅にオーニングを取り付けたいけれど、壁が傷まないか心配」という声は少なくありません。結論からお伝えすると、木造住宅でもオーニングの設置は可能です。ただし、いくつかの条件を満たす必要があります。
オーニングは本体の重量に加え、風を受けたときに大きな荷重がかかる製品です。そのため、外壁の表面材だけに固定する方法では、十分な強度を確保できません。設置にあたっては、外壁の奥にある柱や梁といった構造体にしっかりと固定することが前提となります。
特に重要なのは、「下地」と呼ばれる構造体の状態です。木造住宅の外壁は、サイディングなどの外壁材の内側に柱や間柱といった木材が通っています。オーニングを安全に取り付けるには、この下地の位置と強度を正確に把握する必要があります。
なお、本記事では木造軸組工法(在来工法)の住宅を前提として解説します。ツーバイフォー工法やその他の工法の建物への設置については、条件が異なるため個別にご相談ください。
▶オーニングの取付方法について詳しくはこちら:
安全なオーニングの取付方法とは?|建物に合わせた選び方
木造住宅にオーニングを設置する場合、事前に確認しておくべきポイントがいくつかあります。ここでは、主に「下地」「防水処理」「外壁保証」の3つの観点から解説します。
オーニングは、風を受けると本体重量の数倍にあたる荷重がかかることがあります。そのため、外壁材であるサイディングだけでは強度が不足し、安全に固定できません。
在来工法の場合、外壁の奥にある柱や間柱にコーチボルトを打ち込んで固定します。このとき、コーチボルトの埋め込み長さは65mm以上が必要です。下地の位置は外からは見えないため、専用のセンサーなどを使って確認する必要があります。
また、下地から外壁の仕上がり面までに距離がある場合は、外壁材の沈み込みを防ぐためにスペーサー(パッキンパイプ)を使用して調整します。
こうした下地の状態は建物によって一棟一棟異なります。事前にご相談いただくことで、お住まいに合った最適な設置方法をご提案できます。
オーニングを壁に取り付ける際には、外壁にビスや金具を通すための穴をあける施工が必要です。この穴あけにともない、適切な防水処理を行うことが重要になります。
木造住宅の外壁内部には、透湿防水シートと呼ばれる防水層があります。穴あけの際にこのシートを傷つけてしまうと、雨水が壁内部に侵入する原因となる場合があります。施工時にはコーキング(シーリング)処理を丁寧に行い、雨漏りのリスクを抑えることが大切です。
防水処理の品質は、建物の耐久性にも直結します。確実な施工を行うためにも、経験のある専門業者に依頼することをおすすめします。
新築住宅の多くには、ハウスメーカーによる外壁の防水保証が付いています。保証期間は一般的に10年から15年程度です。
外壁にオーニングを取り付けるために穴をあけると、この保証に影響が出る可能性があります。保証の適用範囲はハウスメーカーや契約内容によって異なるため、オーニングの設置を検討する段階で、ハウスメーカーに事前確認しておくことが重要です。
木造住宅にオーニングを設置する場合、製品の取付方式や駆動方式によって壁への影響が変わります。ここでは、木造住宅に適したオーニングを選ぶ際のポイントを紹介します。
オーニングの壁面への取り付けには、大きく分けてブラケット仕様とベースプレート仕様の2種類があります。
ブラケット仕様は、複数の金具で壁の数か所に固定する方法です。一方、ベースプレート仕様は、金属製のプレートを壁面に沿わせて取り付ける方法で、荷重を面で分散できるという特徴があります。
木造住宅の場合、壁面にかかる荷重を広い範囲に分散できるベースプレート仕様が適しています。オプションで間口分の1枚もののベースプレートを選ぶことも可能で、より均一に荷重を分散できます。
オーニングの駆動方式には、手動式、電動式、ソーラー式があります。木造住宅への設置を考える場合、駆動方式の選択も重要なポイントです。
手動式は、ハンドルを回して開閉するシンプルな方式です。電源が不要なため、壁への穴あけが最小限で済みます。
電動式は、スイッチやリモコンで操作できる利便性の高い方式です。ただし、モーターへの電源供給のために壁を通して配線する必要があり、穴あけの箇所が増える場合があります。
ソーラー式は、ソーラーパネルとバッテリーで駆動するため、電源工事が不要です。壁への穴あけ箇所を減らすことができ、木造住宅には特に適した方式といえます。
オーニングは屋外に設置する製品のため、風への対策も大切です。風力センサーを搭載した製品であれば、一定の風速を感知すると自動的にオーニングを収納します。
強風時にオーニングが出たままになると、壁面の固定部分に大きな引き抜き荷重がかかります。自動収納機能は、木造住宅の壁への負担を軽減するうえでも有効な安全対策です。
BXテンパルの「エルパティオ・プラス」は、木造住宅への設置に適した特徴を備えたオーニングです。
エルパティオ・プラスは、標準の取付方式がベースプレート仕様となっています。壁面にプレートを沿わせて固定するため、荷重が面で分散され、木造壁への負担を抑えられます。ベースプレートはオプションで間口分の1枚ものも選択でき、建物の条件に合わせた取り付けが可能です。
また、ソーラーモデルの「エルパティオ・プラスソーラー」は、ソーラーパネルとバッテリーによって駆動します。屋内からの電源工事が不要なため、配線用に壁へ穴をあける必要がありません。穴あけ箇所を減らすことは、防水処理の観点からも大きなメリットです。
在来工法の木造住宅への設置を想定した設計のため、下地の条件や施工方法も明確になっています。設置を検討される場合は、お気軽にお問い合わせください。
▶エルパティオ・プラスソーラーの詳細はこちら:
エルパティオ・プラスソーラー 製品ページ
木造住宅の場合、下地の位置確認や防水処理に専門的な知識と技術が必要です。不適切な施工は、外壁の破損や雨漏りの原因となる可能性があります。安全性を確保するためにも、専門業者による施工をおすすめします。
オーニングの設置が建築基準法上の「建築物」に該当するかどうかは、設置条件によって判断が異なります。基礎の有無や固定方法、壁面からの出幅などが判断のポイントです。自治体によって解釈が異なる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
壁に穴をあける施工を行うため、防水処理が不十分な場合は雨漏りのリスクがあります。ただし、適切なコーキング処理や防水対策を施すことで、リスクを大幅に抑えられます。施工実績のある専門業者に依頼することが、雨漏り対策として最も効果的です。
木造住宅でもオーニングの設置は可能です。ただし、安全に取り付けるためには、外壁の奥にある柱や間柱といった「下地」にしっかりと固定することが前提となります。外壁材だけでは十分な強度を確保できないため、下地の確認は欠かせません。
設置にあたっては、防水処理やハウスメーカーの外壁保証への影響なども事前に確認しておくことが大切です。壁面の荷重を分散できるベースプレート仕様や、電源工事が不要なソーラー式など、木造住宅に適した製品を選ぶことで、壁への負担を抑えた設置が可能になります。
下地の状態は建物によって一棟一棟異なるため、設置を検討される際は事前にご相談ください。お住まいの条件に合わせて、最適な設置方法をご提案いたします。