「プールサイドに日よけを設置したいけれど、どの設備が自施設に合うのか分からない」「テントやシェードを検討しているが、安全性や管理のしやすさも気になる」とお考えのプール施設ご担当者様は多いのではないでしょうか。
プールサイドは水中と違い、長時間にわたって日差しにさらされる場所です。近年は夏の気温上昇にともない、学校・公共施設・保育施設を問わず、利用者や監視員の安全を守るための日よけ対策が急務となっています。
本記事では、プールサイドに適した日よけ設備の種類と特徴を比較しながら、施設の用途や運用スタイルに合った選び方を分かりやすくご紹介します。
\プールサイドの日よけ選びのポイント/
プールサイドは、利用者が水中だけでなく待機・休憩・見学のために長時間屋外に滞在する場所です。強い日差しや紫外線の影響を受けやすく、熱中症リスクも高まりやすいことから、日陰スペースの整備が施設管理において重要なテーマになっています。
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プールサイドのコンクリートやタイル面は、太陽熱を吸収しやすく、地面からの照り返しも加わって体感温度が高くなりがちです。水中の活動と違い、プールサイドでは肌が直接日射にさらされ続けるため、日焼けや熱中症のリスクが意外なほど高くなります。特に子どもや高齢の方、監視・指導を担うスタッフにとっては、日陰の有無が安全面に直結します。
独立行政法人日本スポーツ振興センターが公表している「学校屋外プールにおける熱中症対策」でも、プール活動中の熱中症リスクとして、プールサイドの照り返しや監視員の長時間日射暴露が指摘されています。日よけの整備は、こうした観点からも欠かせない対策のひとつです。
(出展:独立行政法人日本スポーツ振興センター「学校屋外プールにおける熱中症対策」)
授業や水泳教室のあいだ、プールに入らずに見学・待機する利用者のスペースにも、十分な日陰が求められます。熱中症は水中では起こりにくいとされる一方で、プールサイドで立ちっぱなし・座りっぱなしの状態が続くと熱がこもりやすく、体調を崩すリスクがあります。日よけがある場所に待機・休憩スペースを設けることで、利用者全体の安全性が高まります。
プール施設における「安全な環境」は、水中だけの話ではありません。監視員が長時間にわたって屋外での業務をこなせるよう、日陰のある監視スペースを確保することも大切です。また、保護者や見学者が安心して観覧できる環境を整えることは、施設への信頼につながります。日よけは、利用者・スタッフ双方にとっての安心を支える設備といえるでしょう。
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プールサイドの日よけ対策には、さまざまな設備が活用されています。それぞれの特徴を把握したうえで、施設の条件に合った選択肢を検討することが大切です。
ここでは、代表的な5種類をご紹介します。
ビーチや屋外カフェでもおなじみのパラソルは、手軽に持ち運べる点が最大の魅力です。
必要な場所に設置・撤去が簡単に行える一方、風に弱く、カバーできる日陰面積も限られます。
個人向けの使い方には向きますが、施設での組織的な日よけ対策としては補助的な位置づけになることが多いです。
布製のシェードやタープは、ポールやロープで張ることで広い面積の日陰を確保できます。
イベントやシーズン利用など、期間を限定した仮設的な用途に向いており、設営・撤収がしやすいものが多いです。ただし、強風時の安全確保や設置の手間という点では課題も生じやすく、常設の日よけとしては設置方法の工夫が必要になります。
必要なときに開いて日陰をつくり、不要なときや強風時には閉じることができる設備です。
固定式屋根とは異なり、天候や利用状況に応じて柔軟に調整できるため、プールサイドのような屋外施設との相性が良いのが特徴です。
電動タイプや手動タイプがあり、施設の規模や予算に合わせた導入が可能です。
建物の外壁や柱などに取り付けて使う開閉式の日よけです。
アームを伸ばすと日陰をつくり、収納するとコンパクトに折りたたまれます。デザイン性の高いものも多く、施設の景観に調和しやすい点が特徴です。
プールの休憩スペースや更衣室前の通路など、ピンポイントで日陰が必要なエリアに適しています。
恒久的に設置する大型の屋根構造物です。
雨の日も含めて確実に日陰・雨よけとして機能する一方、開放感がなくなることや、設置コストが高くなりがちな点は検討材料となります。
プール全体や大型施設での活用に向いています。
ここでは、各設備の特徴を「設置の手軽さ」「日陰面積」「開閉性」「安全性」「景観との調和」の観点から整理し、それぞれが向いているケースをご紹介します。
設置・撤去の手軽さを優先したい場合や、仮設的にスポット的な日陰をつくりたいケースに向いています。
ただし、風に弱く、プールサイドのような屋外では強風時の固定に注意が必要です。
イベント時や夏季限定で広めのスペースに日陰をつくりたい施設に向いています。
設営の手間が発生するため、頻繁な設置・撤収が難しい施設では、常設型の設備とあわせて検討することをおすすめします。
必要に応じて日陰を調整したい施設に向いています。
強風時に閉じて安全を確保できる点や、開放感を保ちながら日よけとして機能する点が、プールサイドの環境に合っています。
既存の建物・構造物に後付けで日よけを設けたい場合や、施設のデザイン性を重視する場合に向いています。
スポットでの日陰確保に優れており、休憩スペースや通路など、ピンポイントで活用できます。
常時・全天候で確実に日陰・雨よけを確保したい大型施設に向いています。
設置コストや開放感の低下を考慮したうえで、他の設備との組み合わせも視野に入れて検討するとよいでしょう。
| 設置の手軽さ | 日陰面積 | 開閉性 | 耐風性 | 景観との調和 | メンテナンス | |
| パラソル | ◎ | △ | 〇 | △ | 〇 | ◎ |
| シェード・タープ | 〇 | ◎ | △ | △ | 〇 | △ |
| 開閉式シェード | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ |
| オーニング | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ |
| 固定式屋根 | △ | ◎ | ✕ | ◎ | 〇 | 〇 |
プールサイドへの日よけ設備導入を検討する際、開閉式シェードやオーニングが多くの施設でご好評をいただいています。その理由を4つの観点からご説明します。
開放感を保ちながら安全に日陰をつくれることが、プールサイドという屋外環境においての大きな強みです。
固定式の屋根と異なり、日差しが強い時間帯や利用者が多い時間帯に合わせて開閉できるため、必要なときだけ日陰をつくることができます。
朝や曇りの日など日陰が不要なタイミングは収納しておけるため、プールサイドの空間を有効に活用できます。
固定式の大型屋根を設けると開放感が失われ、プール本来の雰囲気に影響することがあります。
開閉式シェードやオーニングは、使用していないときはコンパクトに収納できるため、開放的なプールの空間を守りながら、必要なときだけ効果的に日差しを遮ることができます。
授業やイベントの内容、参加人数、天候によって日陰が必要な場所や時間帯は変わります。
開閉式シェード・オーニングは、こうした変化にあわせて柔軟に対応できるため、施設管理の効率化にもつながります。電動タイプであれば操作がさらにスムーズになります。
オーニングはカラーやデザインの選択肢が豊富で、既存の施設の外観や景観計画に合わせたコーディネートが可能です。
公共施設や学校など、景観・デザインに配慮が必要な施設でも、自然な形で日よけを設けることができます。
プールサイドの日よけは、どの場所に設けるかによって効果が大きく変わります。施設全体を見渡して、日陰が必要なエリアを洗い出すことが、導入計画の第一歩です。
授業や教室のあいだ、プールに入らずに待機する利用者のためのスペースには、日陰が欠かせません。
ベンチや椅子が置かれるエリアに日よけを設けることで、熱中症リスクを低減しながら快適に過ごしていただけます。
監視員・指導員は、長時間にわたって屋外でのパトロールや監視業務をこなします。監視台や監視エリアに日陰を確保することは、スタッフの安全を守るうえで特に重要です。
屋外業務に従事するスタッフへの配慮が、施設としての安全管理の質を高めます。
学校や保育施設では、授業参観や水泳大会の際に保護者が観覧に訪れることがあります。
観覧スペースに日陰があることで、保護者や来賓の方が安心して長時間滞在できる環境が整います。
更衣室の出入り口付近や、プール周辺の通路は、利用者の動線として多くの人が行き来するエリアです。
こうした場所に日陰をつくることで、水着での移動中も日射を避けられ、利用者の快適性が高まります。
設備を選ぶ際には、「どのくらいの日陰が必要か」だけでなく、安全性・耐久性・管理性を総合的に判断することが大切です。
日陰が必要な人数に見合ったサイズの設備を選ぶことが基本です。
利用ピーク時の人数を想定し、全員が日陰に収まる面積を確保できる設備を選びましょう。面積が足りないと、日よけの効果が半減してしまいます。
プールサイドは水濡れや風にさらされる環境です。防水・耐風仕様の製品を選ぶとともに、設置方法や固定強度についても確認することが重要です。
特に電動タイプのオーニングや開閉式シェードは、強風時に自動で閉じる機能があるものを選ぶと安心です。また、製品の保証内容やアフターサポートの体制も確認しておくと、長期的に安心して利用できます。
日よけは導入して終わりではなく、日常の開閉操作や定期的なメンテナンスが伴います。
担当スタッフの人数や業務フローに合わせて、操作が簡便な製品を選ぶことが長く使い続けるためのポイントです。電動タイプはボタン操作やリモコンで開閉でき、管理の手間を減らせます。
学校・公共施設・レジャー施設・保育施設では、求められる日陰の規模や設置場所、デザインの方向性が異なります。
施設の用途や建築基準法などの法規制も踏まえたうえで、専門業者に相談しながら適切な製品を選びましょう。
実際にどのような施設でプールサイドの日よけが活用されているか、事例をご紹介します。
学校の屋外プールでは、監視員席や見学者スペースへのオーニング設置のご相談が増えています。
授業中の安全管理を担う先生やスタッフが日陰で業務を行えるよう、設置場所や開閉の運用方法を施設の状況に合わせてご提案しています。デザインもシンプルで既存の校舎に馴染む仕上がりが喜ばれています。
保育園・幼稚園では、子どもたちが安全に水遊びを楽しめる環境づくりの一環として、プールサイドへの日よけ設置が導入されるケースが増えています。
遊んでいる子どもたちの様子を保育士が見守りやすいよう、視界を遮らない開閉式のシェードが選ばれることが多いです。また、保護者からも「子どもを安心して預けられる環境が整っている」と評価される声をいただいています。
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市民プールや民間のレジャー施設では、多くの利用者が長時間滞在することから、広いエリアへの日陰確保が課題となりやすいです。
観覧スペースや休憩エリアにオーニングや開閉式テントを組み合わせて設置することで、施設全体の快適性と安全性を高める事例が見られます。景観に合わせたカラーコーディネートも可能です。
プールサイドの一部エリアへの日よけだけでなく、プール全体をカバーする日陰対策を検討されている施設もあります。
プール全体に屋根を設ける、あるいは大型のサンシェードで広範囲をカバーするという方法もあります。
常時・全天候で雨よけ・日よけを確保できる点がメリットで、利用頻度の高い施設や通年利用を検討している施設に向いています。一方で、設置費用や景観への影響、施設の構造上の条件など、事前に確認すべき項目が多くあります。
▶後付け屋根でプールに日陰をつくる方法についてはこちら
プールサイドへの日よけ設備(オーニング・開閉式シェードなど)と、プール全体を覆う固定式屋根は、目的・費用・設置の条件が大きく異なります。
部分的な日陰確保であればオーニング・開閉式シェードが適していますが、プール全体の通年カバーを目指す場合は、構造検討や建築確認が必要になるケースもあります。
まずは日陰が必要なエリアを整理したうえで、専門業者にご相談いただくことをおすすめします。
プールサイドの日よけは、利用者・スタッフの安全と快適性を守るための重要な設備です。パラソルやタープといった手軽な設備から、開閉式シェード・オーニング・固定式屋根まで、それぞれに特徴があります。
施設の用途・利用人数・設置場所・管理体制を総合的に考慮したうえで、最適な設備を選ぶことが大切です。なかでも、開閉式シェードやオーニングは、必要なときだけ日陰をつくれる柔軟性と、施設のデザインへの調和のしやすさから、多くのプール施設で採用されています。
BXテンパルでは、プールサイドや屋外施設向けの日よけ設備について、施設の条件に合わせたご提案が可能です。
「どの設備が自施設に合うか分からない」「設置場所や費用について相談したい」という場合は、ぜひお気軽にご相談・お見積もりのご依頼をお送りください。