\熱中症予防のポイント/
熱中症は、環境・からだ・行動の3つの条件の下、体から熱が放出されにくくなることで発症しやすくなります。
※参照:熱中症の原因・なりやすい環境や暑さ指数(WBGT)について知ろう→https://www.netsuzero.jp/learning/le11
子どもたちは特に、体温調節機能が十分発達していないので体の熱を発散する力が未熟であることに加え、身長が低いため地面からの照り返しの影響を受けやすく、大人より熱中症の危険性が高いと言われています。
また、遊びに夢中になってしまったり、体調をうまく言葉で伝えることが難しかったりするため、周囲の大人が気づかぬうちに熱中症を引き起こす可能性も十分にあります。
近年のデータを見てみても、熱中症での救急搬送は増加傾向にあります。
※参照:総務省【熱中症による救急搬送情報】→https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r5/heatstroke_nenpou_r5.pdf
熱中症を予防するには、暑さを避けることと、こまめな水分補給で体温の上昇を防ぐことが大切です。
また、気温が上がり始める前から、適度な運動や適切な食事、十分な睡眠を取ることで暑さに負けない体をつくることも大切です。
熱中症予防においては暑さを避けることがとても重要ですが、人が感じる暑さは気温だけでなく、湿度や風、日射や地面からの赤外線放射などに影響されます。
実は、日陰も日なたも気温は同じ、違うのは体感温度なのです。
外で遊ぶことの多い子どもたちの熱中症対策として、体感温度を下げることはとても重要です。
オーニングを設置し、日陰を作り出すことによって、体感温度を最大7℃下げることができます。
”同じ屋外でも、日向と日陰では暑さが違う”
体感温度の研究から、オーニングでつくる日陰の効果を検証しました。
公園は子どもたちにとって、とても夢中になれる遊び場です。しかし、公園には日陰がないことが多く、真夏は日差しが強く気温が高いため、長時間利用することができません。
公園に設けられた休憩ベンチの上にオーニングを設置すれば、適度に休める休憩スペースとなります。
幼稚園や保育園は、子どもたちが毎日のように利用する場所です。
夏の砂場は60℃を超えることもあるため、身長が低く地面に近い子どもたちにとっては、熱中症のリスクが高まります。また、砂場・遊具においては、熱中症のリスクだけでなく、低温やけどを引き起こす可能性もあります。
オーニングを設置し日陰空間を作ることで、砂場や遊具の温度上昇を防ぎ、子どもたちの体感温度も下げることができます。
学校での熱中症発症は、ほとんどが体育の授業やスポーツ活動の時間であるといわれています。
遮蔽物がない環境であるプールサイドやグラウンドは高温になりがちです。
また、外気温だけでなく暑さで水温も高くなると、体内の熱も逃げにくくなり、熱中症のリスクが高まります。
そのため、少しでも日陰で休憩できる場所を作っておくことが重要となります。
コロナ禍を経て、お家時間を過ごすことが増えています。
そんな中、自宅の庭でBBQやカフェタイム、プール等を楽しむご家庭も増えています。
しかし、いつでも室内に入れるからといって熱中症対策を怠るのは危険です。
自宅の庭でのお家時間をより快適に安全にするためには、日陰空間を作り出すことが効果的です。また、オーニングで日陰を作ることで体感温度が下がるため、庭で遊ぶ子どもたちを見守る大人も快適に過ごすことができます。
熱中症対策には日陰づくりが大切です!
猛暑日が年々増えている中、熱中症対策は欠かせないものとなっています。
子どもたちは特に、大人よりも熱中症の危険性が高いと言われているため、細心の注意が必要です。
熱中症から子どもたちを守るには、周囲の大人がしっかりと対策をすることが大切です。
子どもたちがよく利用する場所に、オーニングで「日陰空間」を作り出してあげることによって、熱中症のリスクを低減することができます。オーニングは、子どもたちの安全・安心に貢献するデザインとしてキッズデザイン賞も受賞しています。
熱中症は、対策をすれば必ず防げる災害であるため、子どもたちの安全で快適な暮らしのために、熱中症対策に取り組みましょう。
学校での熱中症対策について解説しています。