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動物園の夏は暑い!来園者と動物のために暑さ対策が必要な理由

動物園の夏は暑い!来園者と動物のために暑さ対策が必要な理由

「夏休みに子どもと動物園に行きたいけれど、暑さで体調を崩さないか心配」「炎天下で動物たちは大丈夫なのだろうか」夏の動物園を訪れる際、こうした不安を感じる方は少なくないのではないでしょうか。

動物園は屋外で過ごす時間が長い施設です。来園者はもちろん、スタッフや動物たちにとっても、夏の強い日差しと高い気温は大きな負担になります。安全・快適に楽しんでもらうためには、動物園側があらかじめ暑さ対策を整えておくことが欠かせません。

本記事では、夏の動物園で熱中症対策が重要になる理由から、来園者・動物それぞれに向けた具体的な暑さ対策、そして対策の核となる「日陰づくり」の方法までを順を追ってご紹介します。

\動物園の暑さ対策のポイント/

POINT1
来園者と動物、両方への配慮が必要
POINT2
日陰づくりが暑さ対策のカギになる

1.夏の動物園で熱中症対策が重要になる理由

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動物園では屋外を歩き回る時間が長く、来園者・スタッフ・動物のそれぞれに暑さへの配慮が必要です。特に「日陰・休憩スペース」をどれだけ整えられるかが、安全な運営の土台になります。

◆子どもや高齢者など来園者の暑さ対策が必要

動物園には、体温調節機能が未発達な子どもや、暑さの影響を受けやすい高齢者など、幅広い年代の来園者が訪れます。子どもは大人に比べて地面に近い位置にいるため、アスファルトや舗装面からの照り返しの影響を受けやすく、大人が感じる以上に体感温度が高くなっていることも少なくありません。ベビーカーでの移動時も同様に、地面付近の熱がこもりやすい点には注意が必要です。

また、動物園は一つの展示を見終えたらすぐに屋内へ戻れる施設ではなく、園内を歩いて回ること自体に時間がかかるため、休憩のタイミングを逃しやすいという特性もあります。屋外で長時間過ごす施設だからこそ、来園者が「疲れたら、すぐ近くで休める」と感じられる環境づくりが求められます。

◆動物にとっても夏の暑さは大きな負担になる

暑さの影響を受けるのは来園者だけではありません。屋外の展示エリアで過ごす動物たちも、強い日差しや気温の上昇によって体調を崩すリスクがあります。動物にはそれぞれ本来生息していた地域の気候があり、暑さへの耐性は種によって大きく異なります。もともと寒冷な地域を原産とする動物にとって、日本の夏の高温多湿な環境は特に負担が大きくなりやすいといわれています。

展示スペースの構造上、日陰が限られている場合、動物が自ら暑さを避ける行動をとりにくいことも課題のひとつです。そのため、それぞれの生態や特性に合わせた日陰や休息場所をあらかじめ用意しておくことが、動物の健康管理においても欠かせない視点になります。

◆暑さ対策は「日陰をつくること」も重要

水分補給やミストなどの設備に加えて、直射日光そのものを遮る「日陰」を整備することも、暑さ対策の重要な要素です。気温そのものを下げることは難しくても、日陰があるかどうかで体感温度や紫外線を浴びる量は大きく変わります。

園内のベンチや待機列、動物の休息スペースなど、日陰が必要になる場所は園内のいたるところに存在し、これらを計画的に整備していくことが、来園者・動物双方の負担を軽減する近道になります。

熱中症対策としての日陰づくりについてはこちら

2.動物園で考えたい暑さ対策

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動物園が取り組める暑さ対策には、日陰・休憩スペースの確保だけでなく、水分補給や園内動線の工夫、暑さの状況把握など、さまざまな観点があります。

①来園者が休憩できる日陰・休憩スペースを設ける

園内の要所に日陰のあるベンチや休憩エリアを設けることで、来園者が無理なく休息を取れるようになります。特に子ども連れの場合、子どもが「疲れた」「暑い」と感じてから休憩場所を探すのでは遅く、あらかじめ主要な順路上に休憩スペースが点在していることが安全に園内を回るうえで重要です。

ベビーカーやキャリーカートを止めやすいスペースを日陰の近くに確保しておくと、荷物や子どもの世話をしながらでも落ち着いて休憩しやすくなります。展示と展示の間、人気エリアの手前など、来園者の動きを踏まえた場所に配置することがポイントです。

②動物が暑さを避けられる日陰や休憩場所を確保する

展示エリアにも、動物が自ら日陰に移動して体を休められるスペースを確保することが大切です。屋根や植栽、シェードなどを活用し、動物が暑さから逃れられる場所を複数箇所用意しておくことで、個体同士が譲り合う必要なく、それぞれが落ち着いて過ごせるようになります。

展示の演出上、開放的な空間を保ちたい場合でも、部分的に日陰をつくることで見た目の印象を大きく損なわずに暑熱対策を行うことができます。こうした工夫は、動物の暑熱ストレスの軽減だけでなく、来園者が動物のありのままの過ごし方を観察できる環境づくりにもつながります。

③水分補給やミストなどの設備を整える

給水スポットの設置やミスト設備の導入は、来園者の熱中症予防に直結する対策です。園内の各所に分散して配置することで、来園者が水分補給のためだけに遠回りをしたり、暑い中を移動し続けたりする必要がなくなります。

特にミスト設備は、日陰と組み合わせて設置することで、涼を取りながら休憩できるスペースとして活用しやすくなります。給水スポットの位置を園内マップやサインでわかりやすく示しておくことも、来園者がこまめな水分補給を意識しやすくする工夫のひとつです。

④暑さを避けやすい園内動線を整える

日陰の少ないエリアを避けやすい順路や、休憩スペースを経由するルートを案内することも有効な対策です。動物園は敷地が広く、順路が一方向に決められている場合も多いため、あらかじめ日陰の多いルートを設計段階から意識しておくことが重要になります。

園内マップやサインで日陰の場所を示したり、暑さの厳しい時間帯向けの「涼しいルート」を案内したりするなど、来園者が意識せずとも自然と暑さを避けながら回遊できる仕組みをつくることが求められます。

⑤WBGTなどを活用して暑さの状況を把握する

暑さ指数(WBGT)を園内に掲示したり、スタッフが定期的に確認したりすることで、気温だけでは把握しきれない危険な暑さのレベルを客観的に把握できます。WBGTは気温に加えて湿度や日射・輻射の影響も考慮した指標であるため、屋外に長時間滞在する動物園の環境把握に適しています。

数値が高まった際には、園内放送やサインでの注意喚起、休憩スペースの積極的な案内、場合によっては屋外イベントの見合わせなど、状況に応じた運営判断につなげることが大切です。

3.動物園の暑さ対策で「日陰」が重要な理由

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水分補給やミストなどの設備だけでなく、直射日光を遮る「日陰」を整備することも、動物園の暑さ対策では欠かせない視点です。休憩所やベンチ、待機列など、日陰が必要になる場所は園内に数多くあります。

公共空間における暑さ対策の考え方についてはこちら

①日差しを遮ることで暑さを和らげる

直射日光を遮ることで体感温度を下げ、来園者・動物双方の負担を軽減できます。気温そのものを下げることは難しくても、日陰をつくることで暑さの感じ方は大きく変わります。

特にアスファルトや舗装された園路は日射を受けると表面温度が上がりやすく、そこからの照り返し(輻射熱)も体感の暑さを押し上げる要因になります。上からの日射を遮るだけでなく、地面からの熱の影響を受けやすい園路や広場に日陰を配置することも、暑さ対策として意識しておきたいポイントです。

②来園者が休憩できる場所を増やせる

日陰のあるスペースを増やすことは、そのまま来園者が休憩できる場所を増やすことにつながります。園内のあちこちに日陰の休憩スペースが点在していれば、来園者は「次の日陰まで頑張って歩く」のではなく、無理をせず自分のペースで立ち止まりながら園内を楽しめるようになります。

特に混雑時には座れる場所自体が不足しがちなため、日陰を伴う休憩スペースを複数用意しておくことで、来園者の分散にもつながり、園内全体の快適性が高まります。

③動物の休息場所として日陰を確保できる

動物にとっても、日陰は暑さから逃れて体を休められる大切な場所です。展示エリア内に日陰を確保することで、動物が自らのタイミングで日向と日陰を行き来し、無理なく体温を調整できる環境を整えられます。

日陰の位置や広さが限られていると、複数の個体が同じ場所に集中してしまうこともあるため、展示スペースの広さや個体数に応じて、日陰を複数箇所に分散させておくことも検討したいポイントです。

④園内の待機列や動線の暑さ対策にも活用できる

人気の展示前にできる待機列や、来園者が行き来する動線上にも日陰があると、長時間の日射から利用者を守ることができます。特に混雑しやすいエリアでは、来園者が立ち止まったまま長時間日射にさらされる状況になりやすく、待機時間中の暑さ対策として日陰の有無が体感の快適さを大きく左右します。

行列ができやすい場所をあらかじめ把握し、そのルート上に日陰を計画的に設けておくことが、快適な園内運営につながります。

4.動物園に日陰をつくる方

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動物園に日陰をつくる方法には、パラソルやシェード、テント、オーニングなど複数の選択肢があります。それぞれ特徴や適した設置場所が異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。

◆オーニングで休憩スペースに日陰をつくる

オーニングは建物の外壁などに取り付ける可動式の日よけで、必要な時だけ開閉できる点が特徴です。使わないときは収納できるため、動物園の景観を大きく損なうことなく設置できる点もメリットのひとつです。

ベンチや休憩スペース、飲食エリアの軒先など、比較的コンパクトなエリアに日陰をつくりたい場合に適しており、季節や天候、来園者数に応じて開閉を調整できる柔軟さも動物園のような運営施設と相性の良いポイントです。

◆大型シェードで広いエリアを日差しから守る

まとまった面積に日陰をつくりたい場合は、大型シェードが選択肢になります。柱と膜(メッシュシートなど)を組み合わせた構造が一般的で、広場や動物の展示エリア全体など、多くの来園者や動物が同時に利用するスペースに向いた種類です。

一度に広い範囲を覆えるため、休憩広場やイベントスペースなど、人が集まりやすい場所に導入することで、効率よく日陰を確保できます。

大型サンシェードについて詳しくはこちら

◆テント・シェードを待機列や園内通路に設置する

人気展示前の待機列や、来園者が行き来する園内通路には、テントやシェードによる日陰づくりが有効です。待機列は来園者が立ち止まったまま長時間過ごす場所であり、移動中とはまた異なる暑さ対策が求められます。

通路に沿って連続的にテントやシェードを設置することで、移動中も順番待ちの時間帯も日差しを避けられる環境を整えることができ、来園者の負担を大きく軽減できます。

屋外通路の日よけについてはこちら

◆設置場所や用途に合わせて日よけを選ぶ

日陰をつくる方法にはそれぞれ特徴があるため、設置場所の広さや用途、開閉の必要性などを踏まえて選ぶことが重要です。休憩スペースにはオーニング、広場には大型シェード、通路にはテントというように、エリアごとの役割に合わせて日よけを組み合わせることで、無駄なく効率的に園内全体の暑さ対策を進めることができます。

導入前には、どのエリアにどれだけの日陰が必要かを整理しておくと、選定がスムーズになります。

5.動物園にオーニングを設置するときのポイント

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動物園にオーニングを設置する際は、設置場所や来園者の動線、天候への対応など、動物園ならではの環境を踏まえて検討することが大切です。

①設置する場所と必要な日陰の広さを確認する

まずは日陰が必要な場所と、そのエリアの広さを確認することから始めます。ベンチ周辺なのか、動物の展示スペースなのか、あるいは飲食スペースなのかによって、必要なオーニングのサイズや形状、取り付け方法は大きく変わってきます。

想定される利用人数や滞在時間も踏まえたうえで、どの程度の日陰面積が必要になるかを事前に整理しておくと、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。

②来園者の動線や滞留場所を考えて設置する

来園者がどのように園内を移動し、どこで滞留しやすいかを踏まえて設置場所を検討することも大切です。人が集まりやすい休憩スペースや展示前の広場に日陰があることで、混雑時の暑さ対策としても効果を発揮します。

逆に、動線から外れた場所に設置してしまうと十分に活用されないケースもあるため、実際の来園者の動きを観察しながら設置場所を決めることが望ましいでしょう。

③開閉式なら季節や天候に合わせて調整できる

オーニングは開閉式のため、季節や天候、時間帯に応じて日陰の量を調整できる点が特徴です。夏場は日中しっかりと日陰をつくり、冬場は開いて日差しを取り入れるなど、一年を通じて柔軟に活用できます。

動物園は季節ごとにイベントや展示内容が変わることも多いため、その時々の運営に合わせて日陰の量を調整できる点は、常設タイプにはない大きなメリットといえます。

④雨天時の利用も考えて防水性を確認する

屋外での使用を前提とすると、雨天時に雨よけとしても機能するかどうかも確認しておきたいポイントです。動物園は天候にかかわらず営業を続ける施設が多く、雨の日でも来園者や動物が過ごしやすい環境を保つ必要があります。

防水性のある素材を選んでおくことで、日よけとしてだけでなく雨よけとしても活用でき、天候を問わず休憩スペースとして機能させやすくなります。

⑤屋外施設では風や耐久性も考慮する

動物園は屋外に長期間設置する設備が多いため、風や経年劣化への耐久性も重要な確認ポイントです。設置場所が開けた広場なのか、建物に囲まれたエリアなのかによっても、受ける風の影響は変わってきます。

設置場所の気候や立地条件、周辺の風の通り道などを踏まえた仕様を選ぶことで、突風や台風時のリスクを抑えながら、安全に長く使い続けられます。

6.動物園の暑さ対策にオーニングを活用しよう

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オーニングは、来園者の休憩スペースや待機場所、飲食スペースなど、動物園内のさまざまな場所で活用できます。まずは自園のどこに日陰が必要かを整理してみることが、対策の第一歩です。

◆来園者の休憩スペースに日陰をつくる

ベンチや広場など、来園者が立ち止まって休む場所にオーニングを設置することで、快適に過ごせる休憩スペースをつくれます。開閉式のため、混雑状況や天候に応じて柔軟に調整できる点もメリットで、繁忙期には広く開いて多くの来園者を受け入れ、閑散期には必要な範囲だけを日陰にするといった運用も可能です。

休憩スペースの快適性が高まることで、来園者が長時間滞在しやすくなり、園内をより楽しんでもらうことにもつながります。

◆園内の待機場所や飲食スペースにも活用できる

人気展示の待機列や、飲食スペースなど人が長く滞在する場所にもオーニングは活用しやすい設備です。日差しを避けながら食事や休憩ができる環境は、来園者の満足度向上にもつながります。

特に飲食スペースは、暑さが厳しいと利用が敬遠されがちな場所でもあるため、日陰を整えることで稼働率の向上にも寄与しやすいエリアといえます。

テラス席の日よけについてはこちら

◆動物園の環境に合わせた日よけを検討する

動物園にはさまざまな展示エリアや来園者動線があり、それぞれに適した日よけの形が異なります。動物の展示スペースには生態に配慮した形状の日よけ、来園者エリアには景観や動線を踏まえた日よけというように、場所ごとに求められる条件は多岐にわたります。

園内全体の状況を踏まえながら、専門業者と相談しつつ、自園に最適な日よけの組み合わせを検討することをおすすめします。

7.まとめ

動物園の暑さ対策では、来園者・スタッフ・動物、それぞれへの配慮が欠かせません。中でも、施設側で計画的に整備できる「日陰・休憩スペース」は、暑さ対策の土台となる重要な要素です。

オーニングをはじめとする日よけは、休憩スペースや待機列、飲食スペースなど園内のさまざまな場所に活用でき、来園者と動物の双方にとって過ごしやすい環境づくりに役立ちます。

BXテンパルでは、現地調査から設計・施工・アフターサポートまで一貫してご対応しています。動物園の暑さ対策についてご検討の際は、園内のどこに日陰が必要かを一緒に整理いたしますので、お気軽にご相談ください。

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