夏の西日対策は「外側」がカギ!部屋が暑くなる原因と対策

夏の夕方、窓から差し込む強烈な西日。部屋がサウナのように暑くなって、エアコンをつけてもなかなか涼しくならない…なんてこと、ありませんか?
「まぶしくてテレビが見えない」、「せっかくの家具やフローリングが日焼けしてしまう」など、西日に悩んでいる方には、この記事がきっとお役に立ちます。
西日で部屋が暑くなる根本的な原因から、今すぐできる対策、そして将来の家づくりで役立つ対策まで、西日対策のすべてを分かりやすく解説します。
\西日対策におけるポイント/
- POINT1
- 熱を窓の外で遮る「外側」の対策を選ぶ
- POINT2
- 紫外線と可視光線を同時にカットする
1.なぜ西日はこんなに暑い?その根本的な原因と、住まいへの影響
「どうして西日ってこんなに暑いの?」と不思議に思ったことはありませんか?その理由は、輻射熱や太陽の角度など様々な要因が重なるためです。
まず、日中に太陽光で温められた地表や建物は、夕方になるとその熱を輻射熱として放出します。太陽が西に傾きはじめる時間帯にこの熱量が最大となるため、私たちは西日を特に暑いと感じるのです。
また、夕方は太陽は低い位置にあるため、日差しが窓にまっすぐ差し込みやすくなります。これにより、部屋の中に大量の熱が入り込み、室温を上昇させてしまうことも、西日が暑いと感じる大きな要因です。
西日による影響は暑さだけではありません。西日が住まいに与える影響は他にもあります。
影響①:暑さによる不快感と電気代の増加
お部屋の温度がぐっと上がり、エアコンの効きが悪くなります。設定温度を下げてもなかなか涼しくならず、無理に稼働させることで消費電力が増え、そのせいで電気代が跳ね上がってしまうことも。快適な室内環境を保つためにも、西日対策は欠かせません。
影響②:紫外線による日焼けや劣化
強い紫外線は、フローリングや壁紙、大切な家具の色あせや劣化を早めてしまいます。高価なソファーや大切な思い出の品が日焼けで傷んでしまうのは悲しいですよね。紫外線を防ぐことは、住まいの資産価値を保つ上でも重要です。
影響③:眩しさによる生活の質の低下
室内に差し込む光が強すぎて、テレビやパソコンの画面が見づらくなったり、ゆっくりと読書を楽しめなくなったりします。特にリビングが西向きの場合、家族団らんの時間が不快なものになってしまうことも。
2.室内でできる西日対策は「あくまで補助」と考える
西日対策として、まず最初に思いつくのがカーテンやブラインドではないでしょうか。もちろん、これらも有効な対策の一つです。でも、室内からの対策だけでは限界があります。
室内の対策だけでは不十分な理由
室内での対策は、熱が窓ガラスを通過した後で熱を遮るため、熱の侵入を根本的に防ぐことはできません。窓とカーテンの間の空気が温まってしまい、かえって部屋が暑くなることもあるんです。
室内対策の種類と役割
室内でできる対策は、その役割を理解して取り入れることが大切です。
【カーテンやブラインド】
・役割:室内の眩しさを軽減し、プライバシーを守ります。
・メリット:デザインが豊富で、お部屋の雰囲気に合わせやすい。
・デメリット:部屋が暗くなりがちで、根本的な暑さ対策にはならない。
【遮熱・UVカットフィルム】
・役割:窓ガラスを通過する熱や紫外線をカットします。
・メリット:窓からの景色を楽しみながら日焼け対策ができる。
・デメリット:DIYできる商品もありますが、きれいに貼るにはコツが必要。遮熱効果は製品によって大きく異なり、完璧な効果は期待しにくい。
3.西日を根本から断つ「外側」の対策こそがカギ
西日の暑さを根本から解決するには、熱が窓に到達する前に遮断する「外側」の対策が不可欠です。
外側からの対策が効果的な理由
熱は窓ガラスを通過する際に、そのほとんどが吸収され、熱放射として室内へ放出されます。これを防ぐためには、窓に熱が到達する前にブロックすることが最も効果的です。外側からの対策は、まさにその役割を果たします。
外側からの対策によって、室内の温度上昇を効果的に抑えることができます。エアコンの効きもよくなり、結果的に省エネにもつながります。
効果的な外側からの対策
【外付けロールスクリーン・シェード】
- メリット
・熱が窓に届く前に遮断するため、高い遮熱効果が期待できます。
・必要な時にだけ使用できる手軽さがあります。
- デメリット
・風の影響を受けやすく、強風時にはそんしてしまうことも。
・視界を遮ってしまうため、外の景色を楽しめなくなります。
【オーニング】
- メリット
・高い遮熱効果:窓の外で日差しをカットし、熱の侵入を防ぐことができます。
・開放感を損なわない:日差しは遮りつつ、風は通し、窓の外の景色も楽しめます。
・利便性:使わない時はコンパクトに収納できて、設置したままで窓の開け閉めも可能です。
・美観:家の外観をおしゃれに演出し、テラスや庭の活用スペースを広げられます。
- デメリット
・初期費用:製品代に加え、設置工事費がかかります。
・設置場所:設置できる場所が限られる場合があります。
オーニングの効果を徹底解説!

日よけだけじゃないオーニングの効果や魅力的な機能について詳しく解説しています。
【グリーンカーテン】
- メリット
・比較的安く始められて、見た目にも涼しい。
・植物を育てる楽しみがあり、自然な形で癒し効果も得られます。
- デメリット
・育てるのに手間がかかり、水やりや剪定が必要です。
・効果は夏限定になり、冬場は日差しを遮るものがなくなります。
・葉の密度によって遮熱効果が変わり、安定した効果は期待しにくい。
4.西日対策は「ライフスタイル」から考える
西日対策を選ぶ際には、ご自身のライフスタイルや予算に合わせて検討することが大切です。ここでは、3つのタイプに分けて、おすすめの対策方法をご紹介します。
①DIY派
「まずは自分で手軽に試したい」、「大きな費用をかけたくない」という方におすすめです。
- 機能性カーテン
遮光や遮熱機能のあるカーテンなら、室内の熱や光をある程度遮ることができ、窓のサイズに合わせて手軽に導入できます。
- 遮熱・UVカットフィルム
DIYできる商品も増えており、窓に貼るだけで手軽に日焼け対策ができます。
- グリーンカーテン
種や苗を植えるだけで、費用を抑えつつ自然の力を借りた対策が可能です。
②長期的な快適性を重視する派
「初期費用はかかっても、長く快適に過ごしたい」、「根本的な悩みを解決したい」という方におすすめです。
- オーニング
高い遮熱効果と利便性を兼ね備えており、夏の暮らしを根本から変えてくれます。一度設置すれば、日々の快適性がぐっと高まるのを感じられるでしょう。
- 内窓の設置(二重窓)
冬の寒さ対策にもなるため、一年を通して高い断熱効果を期待できます。費用はかかりますが、高い省エネ効果で長期的に見ればお得になることもあります。
③新築・リフォーム派
これから家を建てる方やリフォームを考えている方は、設計の段階で対策を考えるのがベストです。
- 庇(ひさし)の設置
窓の上に庇を設けることで、夏の高い位置からの日差しを遮ることができます。
- 窓の配置や大きさの工夫
西側に大きな窓を設けるのを避けたり、窓を小さくするなど、間取りを工夫することで、入ってくる熱の量を減らすことができます。
- 断熱性の高い窓ガラスの選択
複層ガラスやLow-Eガラスなど、熱を通しにくい窓ガラスを選ぶことで、日差しによる温度上昇を抑えられます。
5.まとめ
夏の暑さ、日焼け、眩しさなど、西日の悩みは尽きません。
でも、熱が室内に入る前に遮断する「外側からの対策」を取り入れれば、これらの問題を根本から解決できます。室内からの対策はあくまで補助的なものとして捉え、室外からの対策と組み合わせることで、より快適な暮らしが実現します。
特にオーニングは、高い遮熱効果と紫外線カット効果で、西日による悩みを根本から解決し、日々の暮らしの快適性を高める、まさに最適な選択肢です。西日対策で迷ったら、ぜひオーニングの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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