LEDオーニングでつくるオープンスペース｜街に賑わいを灯す

国内では日よけや雨よけのために使われることが多いオーニングですが、海外ではオーニングの下にテラス席を構え、昼夜問わず活用されている事例を多く見かけます。

人との距離を保つことを求められる昨今。
日本においても、屋外空間にテラス席を構える飲食店が増えており、真夏の直射日光や雨の日など、季節や時間にとらわれず安心してテラス席を利用するために必要なアイテムとしてオーニングが注目されています。
そんな日よけや雨よけといった日中の利用が得意なオーニングですが、夜の営業時間帯のテラス席の活用には照明がかかせません。

日本オーニング協会によるセミナー（※1）でも、賑わう夜の街にオーニングが鮮やかな色で描かれたゴッホの「夜のカフェテラス」と共に、オーニングと照明の組み合わせによる効果や相性の良さが紹介されています。

※1：（一社）日本オーニング協会セミナー
光環境設計室　代表　菊原啓子様　「オーニングと灯りのある新しい世界」より


夜でも客席を明るく照らし、オープンスペースを有効活用したサステナブルな店舗経営のために、BXテンパルとLEDメーカーLuciとの共同企画で実現したLEDオーニングをご提案します。
 

 

１．LED照明とは？

LED照明とは、電気を流すと発光する性質を持つ半導体の一種「LED（Light Emitting Diode：発光ダイオード」を光源とする照明です。

その主な特徴としては次のようなものがあります。

上記の特徴からも、LED照明はコストパフォーマンスが高く、人にも環境にもやさしい照明と言えるでしょう。そんな魅力的なLED照明をオーニングに搭載することで、人々が安心して集える空間を創ることができます。

 

２．LEDオーニング４つのメリット

 

①省エネ効果

LEDの消費電力は白熱電球の約20％、蛍光灯の約30％と言われています。また、白熱電球は約1,000～2,000時間、蛍光灯は約6,000～12,000時間なのに対し、LEDは40,000～60,000時間と寿命が長いのも特徴です。長寿命で省電力なので交換頻度も少なく、交換作業にかかるコストの削減やCO2排出量の削減が可能です。
テラス席の照明を、従来の白熱電球のスポットライトからLEDオーニングに変更することで、省エネ・節電に繋がります。


LED照明による省エネ効果はもちろんですが、暑い季節にはオーニングによる省エネ効果も期待できます。
【オーニングの効果についてはこちら】

 

②アイキャッチ効果／集客力向上

従来のスポットライトは光源の拡散率が狭く、限られた範囲を照らす照明です。対して、LEDオーニングは、直下を直接照らすのではなく、間接照明としてオーニングのキャンバスを照らします。そのため、オーニング全体に光が拡散され、空間全体を明るく照らすことができます。LEDオーニングが客席全体を明るく照らすことで、アイキャッチ効果で集客力を高めます。また、オーニングの天幕を光らせることで内照式看板の役割も果たし、店内の視認性を上げ、店頭やテラス席に賑わいを生み出します。

【LED照明点灯前】


【LED照明点灯後】


 

③利用率・客席稼働率向上

LEDオーニングを設置することで、今まで雨の日や夜の営業時間帯には屋外空間を上手く活用できずにいた店舗でも、季節や時間帯を問わず年間を通して屋外を客席として有効に活用することができます。結果、テラス席の利用率を上げ、客席稼働率の向上に貢献します。

【LED照明点灯前】


【LED照明点灯後】


 

④意匠性向上

Luci社のLEDライン照明はスッキリとしたコンパクトなデザインなので、オーニングにも違和感なく馴染みます。光源色も５色からお選びいただけますので、店舗の雰囲気に合わせた演出が可能です。



 

3．導入事例

YEBISU-BAR銀座コリドー街店様に設置した事例をご紹介します。

【お客様の声】
道路占用の都合上、キャンバスの張り出しを途中で止めているため、LED照明が設置されている前枠の位置が2800㎜の高さにあるにも関わらず、テラス席でもかなりの照度を確保でき、間接照明の雰囲気も演出ができました。また、照明があることで隣接店舗などとの差別化にもなり、集客効果も期待されます。

 

４．まとめ

日よけや雨よけとして昼間に使用するイメージの強いオーニングですが、LED照明を搭載することで、サインとは違った柔らかい印象の間接照明として夜間の活用を可能にしました。日中は遮光、夜は照明として昼夜問わず活用できるのがLEDオーニングの最大のメリットです。
BXテンパルでは、LED×オーニングで、人にも環境にもやさしい快適な空間づくりを目指します。