保育園、幼稚園の熱中症対策に!日よけで園庭を涼しく快適に

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子どもたちが園庭で元気に遊ぶ姿は、保護者や保育者にとっても嬉しい光景です。しかし、夏が近づくと、園庭の照り返しや強い日差しが気になります。子どもたちは元気いっぱいに外遊びを楽しみますが、大人以上に暑さの影響を受けやすいのが事実です。特に保育園や幼稚園では、熱中症や紫外線による健康被害を防ぐ対策がますます重要視されています。

そんな中で注目されているのが「日よけ」の導入です。直射日光を遮ることで、気温や地表温度の上昇を和らげ、安心して園庭を活用できるようになります。このコラムでは、園にぴったりの日よけの種類や選び方、設置事例などを、詳しく解説していきます。

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\  園庭を涼しく快適にするためのポイント  /


POINT1
熱中症や紫外線対策には日よけが効果的
POINT2
安全性や環境に合わせた日よけを選ぶ

目次

1.なぜ園庭に日よけが必要なのか?子どもを守るための熱中症・紫外線対策

2.園庭に設置できる日よけの種類

3.日よけ選びのポイントと注意点

4.日よけの設置とメンテナンス方法

5.園庭への日よけ設置事例

6.まとめ

 

1.なぜ園庭に日よけが必要なのか?子どもを守るための熱中症・紫外線対策

外で遊ぶことは、体力づくりや社会性の育成にとって欠かせない時間ですが、真夏の炎天下では思わぬリスクが潜んでいます。子どもは大人に比べて身長が低いため、地面の照り返しによる熱がダイレクトに伝わりやすく、熱中症にかかりやすい傾向があります。また、遊びに夢中になるあまり、暑さや体調の変化に気付きにくい傾向があります。
加えて、紫外線も大きな問題です。幼い頃に多くの紫外線を浴びることは、将来的な皮膚のトラブルや疾患のリスクを高める可能性があると指摘されています。だからこそ、「安心して外遊びができる環境」を整えるための「日陰づくり」が大切なのです。

 

オーニングで日陰づくり!

子どもたちがよく利用する屋外での熱中症対策について詳しく解説しています。

日陰があるだけで、体感温度をグッと下げることができるので、熱中症対策に効果的です。さらに、UVカット加工が施された素材を使用することで、紫外線を大幅にカットすることが可能なので、子どもの肌を守るのに大きな効果を発揮します。

体感温度を下げるオーニングの効果と活用方法

オーニングと体感温度の関係を紐解き、快適な夏を過ごすための活用方法について解説。

また、テントやオーニングの下に遊具や砂場を配置することで、熱くなりすぎるのを防ぎ、遊び場としても快適に。実際、園児が日陰に集まりやすくなることで、保育者の目も届きやすくなり、安全管理もしやすくなったという声も聞かれます。

 

2.園庭に設置できる日よけの種類

園の広さや設置スペース、使い方に応じて選べる日よけには、いくつかのタイプがあります。日よけの効果を最大限に発揮するには、現場状況に合わせて最適なタイプを選ぶことが重要です。

壁付けオーニング

建物の壁に直接取り付けるタイプで、必要なときにサッと張り出して日陰をつくれるのが特徴です。電動タイプなら開閉操作も簡単なので保育者の負担も軽減できます。また、園庭だけでなく、園舎の日よけにもなるため、テラスが熱くなるのを防いだり、お部屋のエアコンの効きが良くなるといったメリットもあります。ただし、外壁の種類によっては取り付けが難しかったり、そもそも壁がない所には設置ができないため、設置場所が限られてしまいます。

★おすすめの設置場所:建物に面したテラスや園庭出入口

簡易ワンタッチテント

イベントや短時間の使用に便利な折りたたみ式テントです。設置・撤去が簡単で、必要なときにサッと日陰を作れるのが特徴です。移動もできるため、様々な場所で活用できるのも魅力です。また、価格も比較的リーズナブルなので導入コストを抑えることができます。ただし、強度はあまり強くないため強風時などの安全性には不安があり、常設には不向きです。

★おすすめの設置場所:一時的な使用を想定する運動会や夏祭り等のイベント

日よけタープ

ポールやフック等を利用して布を張るタイプに日よけです。風通しがよく、視界を遮りにくいため、子どもの動きが確認しやすいのが特徴です。デザインや色のバリエーションも豊富で、園の雰囲気に合わせた演出が可能です。ただし、強風時に煽られてしまう危険性があったり、劣化とともに生地の重みで垂れさがってくる可能性があるなど、長期間の常設にはあまり向いていません。

★おすすめの設置場所:プールエリアなど期間限定の一時的なスペース

独立型オーニング

建物の位置にとらわれず、柱を使って独立して設置できるタイプの日よけです。設置場所の自由度が高く、砂場や遊具スペース、簡易プールの上など、園庭の好きな場所に設置できるのが特徴です。ただし、柱を設置するスペースの確保や、柱によって園庭の開放感が損なわれる可能性があります。

★おすすめの設置場所:建物と離れた場所にある遊具エリアや砂場エリア、または簡易プール

大型サンシェード(開閉式シェード)

レールやワイヤーに沿って生地を開閉できるタイプの日よけです。大きな日陰スペースを作り出すことができ、収納時にはコンパクトにまとまるため、園庭の開放感も保つことができるのが特徴です。ただし、設置には専門知識が必要な場合が多く、導入コストが高くなる傾向にあります。

★おすすめの設置場所:園庭全体など大空間を覆いたい場合

パーゴラテント

木製や金属製のフレームに布やつる性の植物を絡ませて作るタイプの日よけです。ナチュラルな雰囲気で景観に馴染みやすく、壁がなくても設置ができるので、自由度が高いのも特徴です。ただし、柱の本数が多いため、園児が衝突するリスクや空間に圧迫感が生じる可能性があります。

★おすすめの設置場所:砂場エリアや休憩スペース

幼保施設、教育施設向け製品

快適で安心安全な園環境づくりをサポートする製品をご紹介。

 

3.日よけ選びのポイントと注意点

保育園や幼稚園の園庭に日よけを設置する際には、園の状況に合った日よけを選ぶことが大切です。また、選ぶ際に気をつけるべき注意点についても解説します。

安全性を考慮した選び方

園庭の日よけを選ぶ際に最も重要なのは安全性です。特に園児が自由に動き回る園庭では、強風に耐えらえる設計になっているか、角や突起がないか、倒れにくくないか、園児の導線に干渉しないかなど、様々なシチュエーションを想定した上で事前チェックをしっかり行いましょう。また、防炎・UVカット加工された素材を選ぶなど、安全性に配慮した製品を選ぶことも重要です。

キャンバスの選び方とは?

素材の特徴と用途に応じたテント生地の選び方について詳しく解説しています。

設置場所や環境に合わせた選び方

地域の気候や日照条件に応じて、日よけの向きや素材を選ぶことも大切です。
風の強い場所では、風を逃す構造や固定力の高い製品を選ぶと安心です。また、南向きや西向きなど日差しの角度に応じて日よけの向きや形状を工夫することで、より効果的に日差しを遮ることができます。

予算に合わせた選び方

日よけの価格は、手軽なものでは数千円から、大型の常設タイプになると数百万円かかることもあります。とはいえ、一度設置すれば数年単位で活躍するため、長期的なコストパフォーマンスと費用対効果を考慮して選ぶことがポイントです。自治体の補助金制度なども活用すると、導入コストを抑えられる場合があります。

園庭に日よけを設置する際の注意点

・強風時や悪天候時の安全管理のルール整備
・設置による園庭の使い勝手への影響
・定期的なメンテナンス方法
・近隣住民への配慮(眺望や日照など)

これらを事前に確認しておくことで導入後のトラブルを防ぐことができます。
 

4.日よけの設置とメンテナンス方法

日よけの種類によって、DIYで設置ができるものと専門業者への依頼が必要なものがあります。

専門業者に依頼する場合

製品によっては、専門的な技術が必要な場合や、建築基準法などの法律にも注意する必要があります。安全性や耐久性を重視するなら、やはりプロにお任せするのが安心です。園の状況に合わせた提案や、施工後のフォローも受けられるため、長く使うことを考えるなら施工実績のある専門業者に依頼するのがおすすめです。

オーニングは建築確認申請が必要なのか?

オーニングが建築基準法において建築確認申請が必要な建築物としてみなされるのかどうかについて詳しく解説します。

DIYで設置する場合

簡易型のテントやシェードなら、園の職員で設置できるケースもあります。ただし、固定の甘さや部材の劣化が原因で事故が起きないよう、取扱説明書をしっかり確認し、安全第一で行いましょう。

メンテナンス方法

日よけは屋外で使うため、定期的なメンテナンスが必要です。定期的に生地の傷みや破れがないか、金属部分にサビや劣化がないかなどをチェックしましょう。また、雨天や強風時には使用を中止し、収納することで長くお使いいただけます。ただし、日よけは高所に設置していることも多いため、点検・清掃作業には注意が必要です。製品に不具合が生じた場合は、専門業者にご相談ください。長く安心して使っていただくためにも、必要に応じて生地の張り替えや部品の交換などをご提案させていただきます。
 

5.園庭への日よけ設置事例

【現場名】某幼稚園
<製品名:NSマキシム・スタンダードタイプ/大型サンシェード>


【現場名】湘南白百合学園幼稚園
<製品名:メロディー>


【現場名】学びの舎ゆめの森
<製品名:ダブルバーネ>


 

6.まとめ

園庭に日よけを設置することは、単に「日差しを遮る」だけではありません。熱中症や紫外線から子どもを守り、快適な外遊びを支える重要な役割を担っています。園の特性に合った日よけを選び、定期的な点検と適切な管理を行うことで、園児にとって快適で安心な外遊び環境が実現します。子どもたちの笑顔を守るためにも、園庭の日よけ対策を見直してみませんか?

BXテンパルでは、現地調査から設計、施工、アフターフォローまで一貫して対応させていただきます!園の暑さ対策などでお困りの際はお気軽にご相談ください。


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