屋外イベントの熱中症対策は新発想へ。常設シェードという選択肢
夏の青空の下で開催される屋外イベントは、多くの人にとって特別な楽しみです。しかし主催者や施設管理者の皆様にとって、年々厳しさを増す夏の暑さの中での「来場者の熱中症対策」は、非常に重要な課題ではないでしょうか。
「イベントの時だけ、仮設テントを立てればいい」というのも有効な対策の一つですが、もし毎年同じ対策を繰り返す中で、少しでも運営の負担や効果に疑問を感じることがあるのなら、一度立ち止まって考えてみませんか?
この記事では、従来の対策を振り返りつつ、施設の安全と価値を長期的に高めるための新しい選択肢を、皆様と一緒に考えていきたいと思います。
\屋外イベント熱中症対策のポイント/
- POINT1
- 「毎年同じ対策で大丈夫?」仮設テントの課題点
- POINT2
- 「もっと良い方法があるかも」常設シェードの新しい魅力
目次
1.屋外イベントで一般的な「仮設テント」対策と、改めて考えたい2つのポイント
2.屋外イベントの価値を高める新しい解決策。「常設シェード」が生み出す3つのメリット
1.屋外イベントで一般的な「仮設テント」対策と、改めて考えたい2つのポイント
屋外イベントの熱中症対策として、仮設テントの設置は有効な手段の一つです。一方で、イベントの規模や施設の特性によっては、毎年同じ方法を繰り返す中で、いくつかの課題が見えてくることもあります。ここでは、より良い環境づくりに向けて、改めて考えたい2つのポイントを整理します。
ポイント①:コストと手間|見えない費用が積み重なっていませんか?
イベントの都度、仮設テントをレンタルしたり、自社で保有するテントを設営・撤去したりする場合、目に見える費用以外にも多くのコストが発生している可能性があります。
- レンタル費用と人件費
短期的には安価に見えるレンタル費用も、年に複数回のイベントを開催する場合、その費用は年々積み重なっていきます。さらに、設営・撤去には多くの人手と時間が必要です。イベント当日の忙しい中、スタッフがその作業に時間を取られることは、大きな負担となります。 - 見えない維持管理コスト
自社でテントを保有する場合も、保管場所の確保、定期的な清掃や修繕といった維持管理コストが発生します。これらのコストは、いわば「消費」であり、将来的な資産として残ることはありません。5年、10年という長期的な視点で見ると、決して小さな金額ではないケースもあるのです。
ポイント②:景観とデザイン|施設のブランドイメージと調和していますか?
こだわりを持ってデザインされた商業施設の美しい広場や、手入れの行き届いた公園の景観。そこに、汎用的なデザインの仮設テントが並ぶ光景を想像してみてください。
一時的な利用とはいえ、施設のコンセプトやブランドイメージとテントのデザインが合わない場合、全体の景観の調和を損ねてしまう可能性も考えられます。「快適な空間を提供したい」という思いとは裏腹に、少し雑然とした印象を与えてしまうこともあるかもしれません。
2.屋外イベントの価値を高める新しい解決策。「常設シェード」が生み出す3つのメリット
こうした課題に対し、一つの新しい解決策として注目されるのが、発想を転換し、「"仮設"から"常設"へ」という考え方です。
恒久的に設置する日除け(常設シェード)を導入することは、単なる熱中症対策に留まらず、施設の未来にとって大きな価値を生み出す「投資」となり得ます。
メリット①:安全性の恒常的な向上|いつでも誰もが安心できる場所に
常設のシェードがあれば、特別なイベントの時だけでなく、日常的に快適で安全な日陰が生まれます。
- 日常的な熱中症リスクの低減
公園で遊ぶ子どもたち、カフェのテラスでくつろぐ人々、施設の屋外ベンチで休憩するお年寄り。イベントがない日でも、誰もが強い日差しを避けて安心して過ごせるようになります。 - 暑さ指数(WBGT)の低減
近年、熱中症対策の指標として重視されているのが「暑さ指数(WBGT)」です。これは気温だけでなく、湿度や日射・輻射熱などを取り入れた、人体への熱ストレスを評価する客観的な指標です。WBGTは日陰があることで効果的に下げることができ、常設のシェードは施設のWBGT値を恒常的にコントロールし、安全な環境を維持することに貢献します。
「あの施設は、いつも日陰があって快適だ」という認識は、来場者の安心感に繋がり、施設の信頼性を高めます。
メリット②:長期的なコスト削減|管理の手間から解放される
初期投資は必要ですが、長期的な視点で見れば、常設シェードは大きなコスト削減効果をもたらします。
イベントごとのレンタル費用や、設営・撤去にかかっていた人件費はゼロになります。管理の手間から解放されることで、スタッフはより創造的で付加価値の高い業務に集中できるようになるでしょう。
メリット③:施設価値と集客力の向上|「快適な日陰」が人を呼ぶ
デザイン性の高い常設シェードは、それ自体が施設のシンボルとなり、景観を美しく引き立てます。
快適な日陰のある屋外空間は、人々にとって魅力的な場所です。「夏の暑い日でも、あそこなら気持ちよく過ごせる」という評判は口コミで広がり、自然と人が集まるようになります。これは、商業施設にとっては直接的な集客力アップに、公共施設にとっては利用満足度の向上に繋がる、強力な付加価値となるのです。
3.【用途別】施設の魅力を高めるBXテンパルの常設日除けソリューション
BXテンパルでは、施設の用途や課題、デザインコンセプトに合わせて、最適な常設日除けソリューションをご提案しています。ここでは、具体的な3つの製品を、活用シーン別にご紹介します。
case1. 商業施設・カフェのテラス席に|デザインで魅せる日除け『ソラカゼ iori』

こんな場所におすすめ:
- 商業施設のエントランス、イベント広場
- カフェやレストランの屋外テラス席
- ホテルのプールサイドや中庭
立体的で美しいデザインが特徴の『ソラカゼ iori』。その洗練されたフォルムは、日除けという機能を超えて、空間そのものをアートのように演出します。膜を透過する柔らかな光が、木漏れ日のような心地よい影模様を地面に描き出し、上質な空間を創造します。お洒落な雰囲気は顧客満足度を高め、施設のブランドイメージ向上に大きく貢献します。「ここで写真を撮りたい」と思わせるような、象徴的な空間づくりに最適です。
case2. 公園・広場のシンボルに|開放感あふれる日除け『パルセイル』
こんな場所におすすめ:
- 都市公園や総合公園の休憩スペース、イベント広場
- 公共施設の屋外スペース
- レジャー施設の広場
ヨットの帆(セイル)のような、軽やかで開放感あふれるデザインが魅力の『パルセイル』。空の青や木々の緑と調和し、景観を損なうことなく大規模な日陰を創出します。まるで大きな翼が優しく包み込んでくれるような安心感のある日陰は、人々が集う快適な憩いの空間に。その象徴的な姿は、待ち合わせ場所や地域のランドマークとなり、コミュニティの活性化にも繋がります。
case3. 幼稚園・学校の園庭に|安全を守る『大型サンシェード』
こんな場所におすすめ:
- 幼稚園、保育園、認定こども園の園庭
- 小学校のグラウンド、屋外プール
- 福祉施設の屋外活動スペース
子どもたちの安全を何よりも優先したい教育・福祉施設には、オーダーメイドで広範囲をカバーできる『大型サンシェード』が最適です。有害な紫外線をカットし、園庭やグラウンド全体の温度上昇を抑制。熱中症の危険から子どもたちをしっかりと守ります。それは、保護者や職員の方々にとって、何物にも代えがたい「安心」に繋がるはずです。柱の設置場所なども自由に設計できるため、既存の遊具や敷地の形状に合わせて、安全で快適な活動空間を実現します。
4.まとめ:施設の未来のために、「快適な日陰」という選択肢を
夏の屋外イベントにおける熱中症対策は、来場者の安全を守る上で非常に重要です。
毎年繰り返される仮設の対策だけでなく、施設の価値を永続的に高める「常設」という新しい選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。常設シェードは、単なる設備としてだけでなく、来場者の安全と満足、そして施設のブランドイメージを育むための「未来への投資」と考えることもできます。
BXテンパルでは、今回ご紹介した製品以外にも、お客様の施設の課題やご要望に合わせた最適な日除けソリューションをご提案いたします。
「うちの施設には、どんなシェードが合うだろう?」
「具体的な費用や設置事例を知りたい」
本記事が、皆様の施設にとって最適な熱中症対策を見直すきっかけとなり、より安全で魅力的な空間づくりのお役に立てれば幸いです。ご不明な点がございましたら、ぜひお気軽に私たち専門家にご相談ください。