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体育館の暑さ対策|熱中症を防ぐ方法と体育館を涼しくするポイント

体育館の暑さ対策|熱中症を防ぐ方法と体育館を涼しくするポイント

「体育館の中が思った以上に暑く、熱中症が心配…」「対策を怠って万が一のことがあれば、施設側の安全配慮義務が問われるのでは…」

施設を管理するご担当者様からは、体育館の暑さに関するこうしたお悩みをよくお聞きします。

体育館は天井が高く広い空間である一方、屋根や壁からの熱の影響を受けやすい構造です。夏場は室温が上がりやすく、スポーツの現場では熱中症リスクが年々高まっています。

本記事では、体育館が暑くなりやすい原因から、WBGT(暑さ指数)に基づく活動判断の考え方、涼しくするための具体的な方法、そして「冷やす」だけでなく「熱を入れない」という視点での対策まで、分かりやすく解説します。

\体育館の暑さ対策のポイント/

POINT1
WBGT基準で活動可否を判断する
POINT2
冷却設備と遮熱を組み合わせる

1.体育館が暑くなりやすい原因とは?

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体育館の暑さには、建物の構造に由来するいくつかの原因があります。まずは、なぜ体育館がこれほど暑くなりやすいのかを整理してみましょう。

①屋根や窓からの日射で室内が暑くなる

体育館は大きな屋根と高い天井を持つ建物が多く、日射を受ける面積が広いのが特徴です。屋根や窓から差し込む太陽光によって、室内の温度は徐々に上昇していきます。

特に金属製の折板屋根を採用している体育館では、日中に受けた太陽光によって屋根表面の温度が大きく上がり、その熱が室内側にも伝わっていきます。加えて、体育館には採光のための窓や高窓が多く設けられていることも珍しくなく、窓面からの直射日光がフロア面を直接温めてしまうケースもあります。

太陽光で熱せられた屋根や壁が、電磁波として熱を室内に放射する現象を輻射熱(放射熱)と呼びます。輻射熱の仕組みや対策の考え方については、以下のコラムでも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
輻射熱とは?工場・倉庫の暑さを科学的に理解し対策する

②屋根や壁から放射熱が伝わる

金属屋根の体育館では、夏場の屋根表面がかなりの高温になることも珍しくありません。この熱が電磁波として室内に放出され、直接触れていなくても熱を感じる原因となります。

輻射熱の厄介な点は、風がない状態でも、あるいは空気そのものがそれほど高温でなくても、熱を感じてしまうことです。屋根や壁に近い場所ほどこの影響を受けやすく、体育館の天井付近や壁際で活動する際には特に注意が必要です。

また、体育館は屋根や壁の面積が大きいため、住宅などの建物と比べて放射熱の影響を受ける範囲が広くなりやすいという特徴もあります。

③体育館は熱がこもりやすい

窓が少なく気密性が高い体育館は、一度侵入した熱が外に逃げにくい構造です。天井付近には特に熱がたまりやすく、床付近との温度差が大きくなることもあります。

体育館は多くの人数が同時に活動する空間でもあるため、選手や子どもたちの体温や呼気による熱も加わり、室内の温度上昇をさらに後押しします。窓や換気口が限られている体育館では、こうして発生した熱がこもったまま滞留しやすく、時間の経過とともに室温がじわじわと上がっていく傾向があります。

体育館のような「生活の場」における暑さ指数の目安は、環境省のサイトでも参考値として公開されています。ご自身の施設の状況を把握するうえでの参考として、ご確認いただくとよいでしょう。
環境省熱中症予防情報サイト|生活の場における暑さ指数について

2.体育館の暑さ対策・熱中症対策が重要な理由

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体育館の暑さ対策は、利用者の安全だけでなく、施設を管理する立場のご担当者様自身を守るためにも重要なテーマです。

①スポーツ活動中は熱中症のリスクが高まる

運動中は体温が上昇しやすく、体育館のように熱がこもった環境では熱中症のリスクがさらに高まります。特に夏場のスポーツ活動や大会では、選手の体調管理が欠かせません。

屋外の活動であれば日陰への移動などである程度の対応が可能ですが、体育館の中は逃げ場となる涼しい場所が限られているため、一度熱がこもってしまうと選手全員が長時間その環境にさらされてしまうことになります。

暑さによる健康被害を防ぐため、施設の利用状況や環境に応じた適切な熱中症対策を講じることが重要です。

②体育館でもWBGT(暑さ指数)を確認する

熱中症対策の指標として広く使われているのがWBGT(暑さ指数)です。屋外だけでなく体育館のような屋内施設でも、気温だけでなく湿度や輻射熱を含めたWBGTを確認し、活動の可否を判断することが推奨されています。

WBGTは「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の5段階で示されることが多く、数値が高くなるほど熱中症のリスクも高まります。日々の活動の前にWBGT値を確認し、数値に応じて運動の強度や休憩の頻度を調整する、あるいは活動そのものを中止するといった判断基準をあらかじめ決めておくことが、現場での迅速な対応につながります。
暑さ指数(WBGT)とは?意味・危険度・早見表をわかりやすく解説

③利用者が安全に活動できる環境を整える

体育館はスポーツ利用や地域イベントなど、幅広い世代が利用する場所です。安全に活動できる環境を整えることは、施設管理者としての重要な役割といえます。

こまめな水分・塩分補給や休憩時間の確保といった運用面の工夫はもちろん重要ですが、それだけでは限界がある場面も少なくありません。運用上の工夫に加えて、体育館そのものの温度上昇を抑える設備面の対策を組み合わせることで、より安定した安全性を確保できます。

3.体育館を涼しくする方法

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体育館を涼しくするには、いくつかの方法を状況に応じて組み合わせることが効果的です。

◆換気・送風によって熱気を逃がす

窓や換気口を開けて空気の流れをつくることで、天井付近にこもった熱気を外に逃がせます。扇風機やサーキュレーターを併用すると、より効率的に空気を循環させられます。

換気だけでは室温そのものを大きく下げることは難しいものの、こもった熱気を排出し、体感温度を下げるという点では手軽に取り組める対策です。窓の配置によっては風の通り道ができにくい体育館もあるため、複数の換気口を組み合わせて空気の流れをつくる工夫も有効です。

◆大型扇風機やスポットクーラーを活用する

広い体育館では、家庭用の扇風機だけでは風が行き渡りにくいことがあります。大型扇風機やスポットクーラーを活用すれば、選手が集まるコートや練習エリアをピンポイントで涼しくすることが可能です。

また、体育館には据え付けのエアコンが整備されていないケースも多く、その場合は移動式エアコンの活用も選択肢のひとつです。工事不要で搬入・設置ができる機種も多く、電源環境に応じて小型の機種を複数台配置するといった柔軟な使い方ができる点もメリットです。

◆エアコンなどの空調設備を活用する

エアコンなどの空調設備は、体育館全体の室温を安定させるうえで有効な手段です。ただし、体育館は容積が大きいため、空調だけで十分な効果を得るには相応の出力とコストが必要になる場合があります。

体育館は天井が高く床面積も広いため、住宅やオフィスと同じ感覚で機種を選ぶと能力不足になりやすく、あらかじめ空間の容積に見合った冷房能力を確認しておくことが重要です。また、天井付近に熱がたまりやすい構造上、冷気を下方まで循環させるための送風方向や、稼働にかかる電気代も含めて検討するとよいでしょう。

◆屋根や壁からの熱の侵入を抑える

換気や空調は「入ってきた熱」への対処ですが、そもそも熱の侵入自体を抑えることも、体育館を涼しくするうえで欠かせない視点です。

冷却設備への投資は決して小さくないコストがかかるため、あわせて熱の侵入そのものを抑える対策を取り入れることで、冷却の効果をより長く、効率的に活かすことができます。この考え方は、工場や倉庫の暑さ対策とも共通する部分が多くあります。
倉庫や工場の暑さ対策!暑さ対策のポイントを解説

4.体育館の暑さ対策は「冷やす」だけではない

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体育館の暑さ対策というと空調や送風を思い浮かべがちですが、それだけでは限界があります。

◆空気を冷やすだけではなく熱の侵入を抑える

エアコンなどで空気を冷やしても、屋根や壁から次々と放射熱が侵入してくる状態では、冷却の効果が発揮されにくくなります。空調の負担を減らすためにも、熱の侵入そのものを抑える対策が重要です。

特に体育館のように天井が高く容積の大きい空間では、空調が効くまでに時間がかかりやすく、稼働させ続けるための電気代も大きな負担となります。熱の侵入を先に抑えておくことで、空調の設定温度に到達するまでの時間を短縮し、ランニングコストの軽減にもつなげやすくなります。

◆屋根や壁からの放射熱を抑える

前述の通り、体育館の暑さの大きな要因は屋根や壁からの放射熱です。この放射熱を反射・抑制することで、室温の上昇を根本から和らげることができます。

放射熱は、実際にどの程度の効果があるのか分かりにくい対策と思われがちですが、遮熱シートの施工前後で天井表面の温度が大きく変化したというデータも報告されています。数値で効果を確認できる点は、導入を検討するうえでの安心材料のひとつになるでしょう。
【データで見る】遮熱シートの工場・倉庫への効果とは?

◆「冷やす」と「熱を入れない」を組み合わせる

「冷やす(空調・送風)」と「熱を入れない(遮熱)」は、どちらか一方ではなく組み合わせることで効果を発揮します。熱の侵入を抑えたうえで空調を使うことで、より少ない負荷で快適な室温を保ちやすくなります。

すでに空調や大型扇風機を導入している体育館であっても、遮熱対策をあとから組み合わせることで、既存設備の効果を底上げできる場合があります。新たに大がかりな設備投資をしなくても、既存の設備を活かしながら暑さ対策を強化できる点は、限られた予算の中で対策を進めたいご担当者様にとって大きなメリットといえるでしょう。

5.体育館の遮熱対策に「はるクール」

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熱の侵入を抑える遮熱対策として、屋内用遮熱シート「はるクール」があります。

◆はるクールとは?

はるクールは、アルミ箔を使用した屋内用の遮熱シートです。天井や屋根裏に施工することで、屋根から伝わる放射熱を反射し、体育館内の温度上昇を抑えます。

シート状の製品でありながら、屋根の内側に貼るだけで施工できる手軽さも特長のひとつです。新築時の導入はもちろん、既存の体育館に後付けで施工することもできるため、すでに運用中の施設でも比較的取り入れやすい対策です。
屋内用遮熱シート「はるクール」

◆放射熱を反射して室内の温度上昇を抑える

はるクールは、放射熱(遠赤外線)を最大97%カットする遮熱性能を備えています。屋根材自体が蓄えた熱が室内に伝わりにくくなるため、体育館全体の温度上昇を和らげる効果が期待できます。

アルミ箔は光や熱を反射する性質に優れており、鏡が光をはね返すように、屋根や壁からの放射熱を室内に届く前に反射する仕組みです。断熱材のように熱の伝わる速度を遅らせるのではなく、放射熱を反射することで、屋根から室内への放射による熱移動を抑えます。

◆不燃認定品で体育館にも導入しやすい

はるクールには、国土交通大臣の不燃材料認定を取得した製品があります。不特定多数の利用者が集まる体育館では、暑さ対策だけでなく、火災時の安全性にも配慮した製品選びが重要です。不燃材料認定を取得していることは、施設の安全性を考慮して遮熱対策を検討する際の選定材料のひとつとなります。

ただし、不燃材料認定を取得していることだけで、体育館への施工が認められるわけではありません。体育館への施工にあたっては、建物の構造や施工箇所、使用する製品の仕様、関係法令などを確認したうえで、適切な施工方法を検討することが重要です。

◆軽量で建物への負担を抑えられる

シート自体が軽量なため、既存の屋根や梁への負担を抑えながら施工できます。体育館のように天井が高い建物でも比較的スムーズに導入しやすいのが特長です。

重量のある建材を追加する場合、建物の構造への影響を慎重に検討する必要がありますが、はるクールは軽量なシート素材であるため、既存の屋根構造にかかる負担を最小限に抑えながら施工を進めやすいというメリットがあります。

◆体育館への導入実績がある

はるクールは工場や倉庫だけでなく、体育館への導入実績もあります。さまざまな建物構造に対応してきた実績は、導入を検討するうえでの安心材料のひとつになるでしょう。

工場や倉庫のような産業施設と、多くの人が活動する体育館とでは求められる条件が異なる部分もありますが、いずれも「屋根からの放射熱をいかに抑えるか」という課題は共通しています。工場・倉庫だけでなく体育館などへの施工実績があることは、さまざまな施設への施工を検討する際の参考材料になります。

6.はるクールを体育館の暑さ対策に活用するメリット

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はるクールを体育館の暑さ対策に取り入れることで、いくつかのメリットが期待できます。

メリット①:屋根や壁からの熱の侵入を抑えられる

放射熱の侵入を抑えることで、空調や送風だけに頼らず、屋根からの熱の影響そのものを軽減できます。冷やす対策とは異なるアプローチのため、既存の設備を買い替えたり大掛かりに改修したりすることなく、暑さ対策の選択肢を広げられる点もメリットです。

天井付近だけが極端に暑くなるといった状況を和らげ、体育館全体でより均一な室内環境をつくりやすくなります。フロア全体の温度差が小さくなることで、場所によって快適さが大きく変わるといった状況を防ぎやすくなります。

メリット②:空調などの暑さ対策と組み合わせられる

はるクールは単独で使うだけでなく、既存の空調設備や送風設備と組み合わせて活用できます。熱の侵入を抑えたうえで空調を稼働させることで、より効率的な温度管理につながります。

建物や空調設備、使用条件によっては、空調負荷の軽減や省エネルギーにつながる可能性があります。すでに空調設備を導入済みの体育館であっても、遮熱対策を追加することで、その投資効果をより高めることができます。

メリット③:既存の体育館にも後付けで施工できる

はるクールは新築時だけでなく、既存の体育館にも後付けで施工が可能です。改修のタイミングに合わせて導入を検討しやすい点もメリットのひとつです。

大規模な建て替えを伴わずに導入できるため、老朽化した設備の更新や、断熱・遮熱改修を検討するタイミングなど、さまざまな機会にあわせて導入計画を立てやすいのも特長です。

メリット④:施設利用者が快適に過ごせる環境づくりにつながる

体育館内の温度上昇を抑えることは、スポーツに励む選手や子どもたちが、安心して活動できる環境づくりにつながります。

快適な環境が整うことは、利用者の安全確保だけでなく、利用者がより活動しやすい環境づくりにつながります。

7.体育館の遮熱対策で確認したいポイント

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体育館に遮熱対策を導入する際は、いくつかの点を事前に確認しておくと安心です。

①体育館の屋根・壁の構造を確認する

屋根材の種類や天井の高さ、梁の形状などによって、適した施工方法は異なります。導入前に専門業者による現地調査を受けることが望ましいでしょう。

体育館は建築年代や構造によって屋根の形状がさまざまで、同じ「体育館」であっても最適な施工方法が異なる場合があります。事前調査を通じて建物の状態を正確に把握しておくことで、施工後のトラブルを防ぎやすくなります。

②暑さの原因に合わせて対策方法を選ぶ

日射・放射熱・熱のこもりやすさなど、暑さの原因は建物によって異なります。原因に応じて、遮熱・換気・空調のどれを重視すべきか見極めることが大切です。

たとえば、窓からの日射の影響が大きい体育館であれば日よけ対策を優先し、屋根からの放射熱の影響が大きい体育館であれば遮熱シートを優先するなど、原因に応じた優先順位づけが効果的な対策につながります。

③遮熱・空調・換気を組み合わせる

一つの対策だけに頼らず、遮熱・空調・換気を組み合わせることで、より安定した室温管理が可能になります。施設の利用状況や予算に応じて、優先順位を検討しましょう。

限られた予算の中ですべてを一度に導入することが難しい場合は、まず遮熱対策で熱の侵入を抑え、その後の状況を見ながら空調や換気の設備を段階的に整えていくといった進め方も検討できます。

④不燃性や施工方法も確認する

多くの人が利用する体育館では、不燃性能や施工方法も重要な確認ポイントです。導入前に製品の認定内容や工期についても確認しておくと安心です。

体育館はスポーツ大会や地域のイベントなどで稼働率が高い施設のため、施工期間が長引くと利用スケジュールに影響が出てしまうこともあります。工期の目安や施工中の利用制限についても、事前に業者へ確認しておくとスムーズです。

8.まとめ:体育館の暑さ対策は「熱を入れない」ことから

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体育館の暑さは、屋根や壁からの日射・放射熱、そして熱がこもりやすい構造が主な原因です。換気・送風・空調による「冷やす」対策に加えて、屋根や壁からの熱の侵入を抑える「熱を入れない」対策を組み合わせることで、より効果的に体育館内を涼しく保つことができます。

BXテンパルの屋内用遮熱シート「はるクール」は、放射熱を反射することで体育館の温度上昇を抑え、既存の空調・換気設備と組み合わせて活用できる製品です。体育館の暑さ対策や屋根からの放射熱対策をご検討の施設ご担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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