広範囲を快適に!設置場所別大型オーニングの正しい選び方と事例

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広いテラス席や屋外スペースを快適に活用したいけれど、「日差しが強すぎて使えない」「雨の日には営業できない」といった悩みを抱えていませんか。大型オーニングは、商業施設や教育施設、工場など、広範囲をカバーする日よけ・雨よけとして注目を集めています。 このコラムでは、大型オーニングの基礎知識から設置場所別の導入メリット、失敗しない選び方まで、プロの視点から徹底解説します。

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\大型オーニングを選ぶ際のポイント/

POINT1
利用目的に合わせた製品を選ぶ
POINT2
使用環境に応じた耐久性や操作方法を検討する

目次

1.大型オーニングとは?

2.大型オーニングの種類

3.【設置場所別】大型オーニング導入のメリットと事例

4.大型オーニングの選び方のポイント

5.大型オーニングを導入する際に注意すべき点

6.まとめ

1.大型オーニングとは?


大型オーニングとは、広い面積をカバーできる日よけ・雨よけ設備のことです。一般的なオーニングが2〜4m程度の幅であるのに対し、大型オーニングは5m以上、製品によっては10m以上の幅をカバーすることが可能です。

ホテルやレストランのテラス席、商業施設の屋外イベントスペース、学校や幼稚園の園庭、工場の荷捌きスペースなど、広範囲に日陰を作りたい場所で活躍します。大型オーニングの導入により、これまで活用できなかった屋外スペースを有効活用でき、施設の価値向上や収益機会の拡大につながります。

大型オーニングの特徴として、従来のテント構造物に比べて開放感があり、必要に応じて開閉できる柔軟性が挙げられます。晴れた日には青空を楽しめ、日差しが強くなったり、雨が降ったりした際には瞬時に日陰や雨よけを作ることができるため、天候に左右されない快適な屋外空間を実現します。

2.大型オーニングの種類

大型オーニングには、設置場所や用途に応じて選べる複数のタイプがあります。それぞれの特徴を理解し、最適な製品を選びましょう。

①壁付けタイプ


壁付けタイプは、建物の外壁に取り付けるオーニングです。建物の構造を支えとして利用するため、安定性が高く、比較的コストを抑えられるのが特徴です。

店舗やレストランのテラス席、ホテルのバルコニーなど、建物に隣接したスペースに最適です。壁面にしっかりと固定されるため、適切に設置すれば高い安全性を確保できます。ただし、壁面の強度が十分であることが前提となるため、設置前には専門業者による建物の構造調査が必要です。

壁付けタイプの大型オーニングは、幅5m〜7m程度までが一般的ですが、複数台を連結することで、さらに広い面積をカバーすることも可能です。弊社のニュースーパーマキシムであれば、出幅も3.5mまで対応できるため、広いテラス席でもしっかりと日陰を作ることができます。

②自立・独立タイプ


自立・独立タイプは、建物に依存せず、独自の支柱で自立するオーニングです。設置場所の自由度が高く、建物から離れた場所や中庭など、壁付けタイプでは対応できない場所にも設置できます。

商業施設の屋外イベントスペース、学校や幼稚園の園庭、工場の荷捌き場など、広い敷地内で活用されています。支柱の配置や高さを調整することで、大型スペースから変則的な形状の場所まで、柔軟に対応できるのが大きな強みです。

壁付けタイプ同様に、1台では覆いきれない場合でも、連棟することで広い面積を覆うことが可能です。

3.【設置場所別】大型オーニング導入のメリットと事例

大型オーニングは、設置場所によって得られるメリットが異なります。ここでは、主な設置場所ごとの具体的なメリットと導入事例をご紹介します。

事例①:【店舗・商業施設】集客力と顧客満足度の向上


店舗やレストラン、カフェにとって、テラス席は重要な収益源です。しかし、日差しや雨の影響で利用できない時間帯があると、売上機会を逃してしまいます。大型オーニングを導入することで天候に左右されない快適なテラス席を実現でき、稼働率の向上につながります。

夏のテラス席を快適空間に!

夏のテラス席が抱える課題を明確にし、効果的な暑さ対策の重要性を解説しています。

特に、ホテルのレストランやウェディング施設では、広いテラス席を提供することで、開放感のある特別な空間を演出できます。大型オーニングがあれば、急な天候変化にも対応でき、お客様に安心して屋外スペースを楽しんでいただけます。

ホテルの日よけ対策で顧客満足度を上げる!

ホテルの日よけ対策としてオーニングを導入することによるメリットや活用方法を解説しています。

また、商業施設の屋外イベントスペースに大型オーニングを設置すれば、マルシェやフリーマーケット、屋外コンサートなどのイベント開催が可能になります。天候に左右されずにイベントを実施できることで、集客力の向上と施設全体の賑わい創出に貢献します。

屋外イベントの熱中症対策に常設シェードという選択肢

屋外イベントでの熱中症対策で常設シェードが生み出すメリットについて解説しています。

事例②:【教育施設(学校・幼稚園など)】安全性と快適な学習・活動環境の提供


学校や幼稚園、保育園では、子どもたちが屋外で安全に活動できる環境づくりが重要です。近年、猛暑日の増加により、屋外での活動時間が制限されるケースが増えていますが、大型オーニングを導入することで、強い日差しを遮り、熱中症リスクを軽減できます。

学校での熱中症対策

オーニングテントを用いた学校などでの熱中症対策の効果や事例を紹介します。

園庭やグラウンド、プールサイドに大型オーニングを設置すれば、子どもたちが一年を通して快適に屋外活動を楽しめる環境を整えることができます。特に、砂場やプールの上に設置することで、紫外線から子どもたちを守りながら、のびのびと遊べるスペースを提供できます。

子どもたちのための熱中症対策

子どもたちがよく利用する屋外での熱中症対策について詳しく解説しています。

また、運動会や屋外イベント時には、保護者席に大型オーニングを設置することで、快適な観覧環境を提供できます。開閉式の大型オーニングであれば、イベント時のみ展開し、普段は収納しておくといった使い分けも可能です。

事例③:【工場・倉庫】作業効率と安全性の向上


工場や倉庫の荷捌きスペース、資材置き場などに大型オーニングを導入することで、作業環境の改善と作業効率の向上が期待できます。屋外での作業は、夏場の強い日差しや雨天時の濡れによって、作業員の負荷が大きくなりますが、大型オーニングがあれば快適な作業空間を確保できます。

特に、トラックの荷積み・荷下ろし作業を行うスペースでは、雨天時でも濡れずに作業ができるため、作業効率が大幅に向上します。また、資材や製品を一時的に保管するスペースとしても活用でき、雨や直射日光による劣化を防ぐことができます。

開閉式の大型オーニングであれば、必要な時だけ展開し、トラックの出入りがスムーズに行えるように収納しておくといった柔軟な使い方が可能です。電動式にすることで、作業員の負担を軽減し、迅速な開閉操作が実現します。

4.大型オーニングの選び方のポイント

大型オーニングは高額な設備投資となるため、失敗しない製品選びが重要です。ここでは、選定時に押さえるべき重要なポイントを解説します。

ポイント①:用途や設置場所に合わせた製品の選定


まず、大型オーニングをどのような目的で使用するのかを明確にしましょう。主な用途が日よけなのか、雨よけなのか、あるいは両方なのかによって、適した製品仕様が変わってきます。

日よけをメインとする場合は、遮光性と通気性のバランスが重要です。テラス席や園庭など、快適性を重視する場所では、適度な通気性を確保しながら紫外線をしっかりカットできる生地を選びましょう。一方、雨よけとしても使用する場合は、撥水性の高い生地を選ぶ必要があります。

設置場所の特性も重要な判断材料です。建物に隣接したスペースであれば壁付けタイプが適していますが、中庭や広場など建物から離れた場所では自立タイプを選ぶことになります。また、設置場所の面積や形状に合わせて、必要なサイズや支柱の配置を検討しましょう。

複数の用途で使用する場合は、開閉式の大型オーニングが便利です。状況に応じて開放的な空間と日陰のある空間を切り替えられるため、施設の稼働率向上につながります。

ポイント②:使用環境に合わせた耐久性を考慮する


大型オーニングは屋外に設置されるため、設置場所の気候や環境条件に合わせた耐久性が求められます。特に重要なのが、生地の選定とフレームの強度です。

生地は、日よけメインで使用する場合には色あせに強いアクリルキャンバスを、雨よけとしても使用したい場合には、高い撥水効果があり汚れがつきにくいポリエステルキャンバスを選ぶなど、使用環境に合わせた素材選びが重要です。海沿いや工業地帯など、塩害や大気汚染の影響を受けやすい場所では、より耐久性を持つ生地を選択しましょう。

キャンバスの選び方とは?

素材の特徴と用途に応じたテント生地の選び方について詳しく解説しています。

フレームやアームの強度も、設置場所の風の強さを考慮して選ぶ必要があります。メーカーが公表している耐風圧強度を確認し、設置場所の環境に適した製品を選びましょう。特に大型オーニングは風の影響を受けやすいため、アームの強度が強く、生地をしっかり張ることができる製品を選ぶことが重要です。

また、オーニングの耐用年数は、生地で5〜10年、フレームで10〜15年が目安です。長期的に使用するためには、定期的なメンテナンスを行うことが不可欠です。導入時には、メンテナンスのしやすさやアフターサービスの充実度も確認しましょう。

オーニングの耐久性は何年?

オーニングの寿命を長持ちさせる選び方とコツを詳しく解説しています。

ポイント③:コストや安全性を考慮した駆動方式を選ぶ


大型オーニングの駆動方式には、製品によって手動式と電動式があります。それぞれにメリットとデメリットがあるため、用途や予算に合わせて選択しましょう。

手動式は、構造がシンプルで故障リスクが低く、初期費用を抑えられるのが特徴です。小規模な店舗や使用頻度が低い場所では、手動式でも十分に対応できます。ただし、大型オーニングの場合、開閉に力が必要となるため、操作のしやすさを考慮する必要があります。

電動式は、スイッチやリモコンで簡単に操作できるため、大型オーニングでは電動式を選ぶケースが一般的です。特に、出幅が大きい製品や高所に設置する場合、複数台を同時に操作したい場合には、電動式が便利です。風力センサーを導入すれば、強風時に自動で収納され、破損リスクを大幅に低減できます。 電動式はモーターや制御基板などの電装品があるため、手動式に比べて故障リスクが高く、初期費用や修理費用が高額になる可能性があります。しかし、利便性と安全性の面では電動式に大きなメリットがあるため、長期的な視点で判断することが重要です。

予算に余裕がある場合は、電動式に風力センサーや陽光センサーを組み合わせることで、自動制御システムを構築できます。人手をかけずに最適な状態を維持できるため、運用コストの削減にもつながります。

電動式オーニングとは?

電動式オーニングの機能や特徴など気になるポイントを詳しく解説しています。

5.大型オーニングを導入する際に注意すべき点

大型オーニングは適切に導入し、正しく使用することで、長期間にわたって快適な屋外空間を提供します。ここでは、導入時に注意すべき点を解説します。

①強風時の安全対策


大型オーニングにとって、強風は最大の脅威です。台風や暴風雨の際に展開したままにしておくと、アームやフレームに過大な負荷がかかり、破損や建物からの剥離といった重大事故につながる可能性があります。

強風が予想される場合は、必ず大型オーニングを収納してください。天気予報を日常的にチェックし、早めの対応を心掛けることが基本の安全対策です。

しかし、夜間や休日など、人がいない時間帯の万が一の事態に備えるため、電動式の場合は風力センサーの導入が有効です。これにより、設定した一定の風速に達すると自動的に収納される仕組みを構築でき、手動での対応が不可能な際の被害軽減に役立ちます。ただし、センサーはあくまで補助的な機能であり、過信せず、使用者自身による日常的な安全管理が最も重要です。

また、大雨時にも注意が必要です。設置角度(勾配)が緩い場合や、生地が古くなってたるみが生じていると、雨水が溜まり、生地の裂けやフレームの屈曲を引き起こします。定期的に生地の状態を確認し、たるみが見られる場合は早めに調整や交換を行いましょう。

②専門業者による設置


大型オーニングの設置は、専門的な知識と技術を必要とする工事です。安全性を確保し、製品の性能を最大限に発揮させるためには、経験豊富な専門業者に依頼することが不可欠です。

設置場所の地盤の強度や建物の構造によっては、補強工事が必要になる場合もあります。壁付けタイプの場合、壁面の強度が不十分だと、オーニング重量や風圧に耐えられず、外壁から剥がれ落ちる危険があります。自立タイプの場合も、地盤が軟弱だと支柱が傾いたり沈下したりする可能性があります。

安全なオーニングの取付方法とは?

オーニングを取り付ける際に気をつけるポイントを詳しく解説しています。

専門業者は、設置前に詳細な現地調査を行い、最適な設置方法を提案します。複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく、提案内容や施工実績、アフターサービスの充実などを総合的に比較検討しましょう。

また、大型オーニングの規模や用途によっては、建築確認申請が必要となるケースもあります。特に、屋根面積が一定以上になる場合や、建物の構造に固定する場合、恒常的に使用する場合などが該当する可能性があるため、事前に専門業者や自治体の建築指導課に確認することをおすすめします。

オーニングは建築確認申請が必要?

建築基準法においてオーニングは建築物としてみなされるのかどうかについて詳しく解説しています。

③適切なメンテナンス


大型オーニングを長く快適に使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。日々の使い方のルールを守り、適切な手入れを行うことで、製品寿命を大幅に延ばすことができます。

まず、雨に濡れたまま収納するのは厳禁です。湿気がこもるとカビやコケが繁殖し、生地の撥水性が失われるだけでなく、見た目の美観も著しく損なわれます。雨天後は、晴天の日に完全に乾かしてから巻き取るようにしましょう。

定期的な清掃も重要です。排気ガス、黄砂、鳥の糞などの汚れを放置すると、生地のコーティングが破壊され、変色や劣化を加速させます。年に1〜2回程度、中性洗剤を薄めた液を使い、柔らかいスポンジや布で優しく拭き取りましょう。ただし、高圧洗浄機は生地の加工が剥がれたり、フレームの可動部に水が浸入して故障の原因となるため使用しないでください。

壁付けタイプの大型オーニングでは、フレームやアームの可動部も、定期的に点検しましょう。開閉時に異音がする、動きが鈍い、歪みがあるといった症状が見られる場合は、早めに専門業者に点検を依頼してください。部品の摩耗やサビが進行すると、修理コストがかさむだけでなく、安全性にも影響します。

6.まとめ


大型オーニングは、店舗や商業施設、教育施設、工場など、さまざまな場所で広範囲の日よけ・雨よけとして活躍する設備です。天候に左右されない快適な屋外空間を実現することで、集客力の向上、顧客満足度の向上、作業効率の改善など、多くのメリットをもたらします。

大型オーニングの導入を検討されている方は、ぜひBXテンパルにご相談ください。豊富な施工実績と専門的な知識を持つスタッフが、お客様のニーズに最適な製品をご提案し、設置からアフターサービスまで、トータルでサポートいたします。理想の屋外空間を実現するためのお手伝いをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

大型オーニング製品紹介

ニュースーパーマキシム

美しさと強さを求めたエルバーネシリーズ最上位機種。

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大型サンシェード

メッシュシートを使用し、広範囲に日陰を創りだします。

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ソラカゼiori

「選べる楽しさ」を追求した独立型パーゴラタイプの開閉式テントです。

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